アニメの作り方

アニメーター経験談 なりたい人への傾向と対策方法

2016/10/03

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私の経歴の珍しさからアニメの話によく注目されます。

TVでジブリや有名なスタジオの特集や厳しい環境の報道はされますが
ネットで調べやすい時代になったにしても
その道を目指す人には、まだまだ現実どんなものかわからない部分は大きいです。

私が3年間所属していたスタジオは、作画監督さん原画マン動画マンまでいるスタジオでした。
約1年で原画マンに上がり、業界的に『アニメーター』と呼ばれる人の仕事は見てきました。

もう随分前の話にはなりますので、状況によって違う部分はあるかと思いますが
私なりに伝えられそうなことを書いてみます。
参考程度に見ていただければ嬉しいですー。

あ、技術的なことはもっと凄いアニメーターさんのを見て下さいね(;・∀・)エヘ

アニメーターになって嬉しかったこと

それ目的でアニメーターになったわけでは無いのですが
アニメーターやってた時に嬉しかったことを紹介します。

アニメ作品のテロップに名前が載る。

まずはやっぱりこれですよね。
アニメ好きでアニメーターなってますし、映像として一生残りますし感無量です。

私も数々の作品で多くのアニメーターの1人として載っています。
どんな作品かはお会いした時に聞いて下さい(笑)

テロップ名はFAXで送ることが多かったです。
ペンネームみたいな人がいるのも、そこで指定できてましたw

有名作画監督さんの直筆が見れる。

作画監督さんがキャラのイメージ崩れないよう修正を入れるので直筆が見れます。
送り返すので持って帰ったりは出来ません。しちゃダメです。

憧れのアニメーター様が作画監督で修正を見る機会もありました。
間接的でも一緒に仕事ができてとても嬉しかったです。今でも感動覚えています。

否が応でも画力が上がる

1日十何枚も、1枚に鬼のように群衆がいるような絵だったり
まわり全部メカだったり、様々な状況のカットを描くので
たぶんどの時期よりも絵の成長度合いが高かったと思います。

副作用としてアニメを動画枚数予想しながら見る能力も身につきます・・・('ω')

スタジオ内のチームワークが良好でした

これはスタジオによるかな~と思うのですが、四六時中いっしょに居ますし
作画が間に合わないワケにはいかないので手伝ったり手伝ってもらったりしますし
普段から仲良い人達との団結力は凄かったです。

なので、業務に最低限のコミュニケーションは必要です。
アニメは1人で黙々と作業してそうなイメージにも見えますが
直接見えない人員まで含めると大きなチームワークです。

プライベートから仕事から安いごはんの情報までw
本当にお世話になりました。

アニメーターになるには

アニメーターになるルートで考えられるのは以下の2つ。

専門学校で勉強して就職

就・・・職・・・?っていうのかな?(;゜ロ゜)笑

アニメの専門学校は、私の学生時代よりかなり多くなっていますし
一番オーソドックスな方法だと思います。

学校によって様々で、結局現場で学ぶことのほうが多いのですが
知らないよりは基礎を知ってもらったほうがいいです。

そして、デッサンの授業や作品を提出するような授業があるところを選んでください。
さすがにその2つが無い学校は無いとは思うのですが(^^;

実際のアニメスタジオでは、誰もかれも本当に忙しく時間がありません。
そんな中、最低限の画力も無い人を育てるような暇もありませんし
入ってからデッサンや練習をやるような時間なんてほぼありません。

少なくとも授業でちゃんとした先生にアドバイスもらえるように
したほうがいいです。

あと、なにより学校ならスタジオとの繋がりもありますしね☆
募集かけてなくても学校には出してるパターンもあると思います。

直接スタジオに持ち込み

WEBサイトから直接募集をかけてるスタジオもいくつかあります。
専門学校が出来る前、昔は直接持ち込みが主流だったとも聞きます。

絵に自信のある人はアリなルートです。

実際、学校行かずに入った先輩もいました。
滅茶苦茶上手い人です。

アニメのノウハウは結局ズバ抜けて絵が上手ければすぐ覚えられるものです。
上手い人はそれだけ観察力もアウトプットする力も備わっていますしね。

採用側は、学校で様々な基礎を付けてもらったほうが
これから仕事をする仲間としても安心ですので
直接持ち込みだと見る目は厳しくなると思います。

アニメスタジオについて

有名な大手スタジオでは社員として雇うところもあります。
(その分、入社が厳しくはなりますが)

多くのスタジオでは、歩合制で個人事業の集まりみたいな状態です。
保険・年金・交通費の保証がありません。

関東のほうが圧倒的に多いですが
最近は地方でのアニメスタジオもいくつかあると思います。

ちなみにフリーでやってる方もたくさんいらっしゃいます。
スタジオで多く経験を積んで、自宅兼仕事場にしたり
仕事ごとに関東のスタジオを点々と渡ってたり・・・ですかねー。

なる前にしたほうがいいこと

貯金

バイトをしましょう。

アニメーターのほとんどは、先に書いたように保証が無い上に
はじめのうちの収入はバイト以下です(経験談)

学生時代ナメてましたが社会人お金めっちゃかかりますw

はやくにリタイアしないためにもなるべく資金を貯めておきましょう。

デッサンなど練習

やっぱり絵それなりに上手くないとスタジオに入れないだろうし
仕事もリテイクの嵐を受けたりしんどい目に遭います。

デッサンをすることで立体感と観察力を養って絵が上達していきます。

でもデッサンってつまんないですよね(えっ)
授業でやる分にはまだしも練習として1人でやるのはつまらない。

私個人的には、デッサンが嫌なら
好きなフィギュアモデルに描いててもいいんじゃない?と思っちゃいます。

最近のフィギュアは精密だし。好きなものなら楽しく練習できますよね。
写真でも描かないよりは絶対イイ。
でも立体のほうが見る目や感覚が養われて成長しやすいみたいですよ。

全く描かなくなるのが一番怖い。
授業は真面目に受けといてほしいですが
普段の日常的な練習は、趣味などに絡めて自分が楽しめる方法で続けたらいいと思います。

お金貯めて、早く上手くなって稼げるようになるのが
アニメーターを続けるコツです(^^;

なった後はなるべく早く上へ

現場に入ったら、貯金が尽きるまでに稼げるジョブを目指しましょう。

めちゃくちゃ絵が上手くなるか
先輩と仲良くなっとくか
早く仕事をこなすか
苦手な人が多いメカやエフェクトの作画を極めるか
方法は色々あるとは思います。

動画マンは原画へ、原画マンは作画監督クラスへ

はじめは動画マンとして働きます。
原画のニュアンスを崩さずTVなどに載る綺麗な線を引いていきます。

ふにゃふにゃだともう一回描き直しです。
スタジオとしてもクオリティ達していないものを出すわけにもいかないので・・・
商品としてのラインはクリアしなければいけません。

この記事にも詳しく書いています↓
『アニメーター、動画マンの仕事内容って実際どんなもの?』

動画から原画マンに上がります。
絵コンテから背景付きの配置絵『レイアウト』を描き起こしたり
動画にするためのキャラ絵をイチから描いたり
出来る幅が拡がる分、画力が必要になってきます。

作画監督にまで上がると
雑誌の絵やキャラクターデザインも任されるようになります。
全部の原画動画の修正に入るのでスケジュール管理が大変そうに見えました。

私は原画マンまででしたが、スタジオ内で作画監督になり有名になった人もいます。

なるまではなんとかなる、続けるのがやっぱり大変

私は貯金や親からの支援が尽きて3~4年で辞めてしまいました。

専門学校ルートで真面目にやっていれば、どこかしらスタジオ所属にはなれると思います。
そこから続けてくのが金銭的にも体力&メンタル的にも大変です。

スタジオに行き、机に向かって数十枚描いて安いごはんを食べて夜中に寝て泊まり
朝(昼かも/笑)起きてまた描いて夕方帰ろうと思ったら
急ぎの仕事が入って夕方帰宅してもその日の夜にはスタジオに戻る
・・・そんな毎日を過ごしていました。体はボロボロです。口内炎できまくり。

でもこの経験はとても良かったと思っています。
若い時にハードな生活をしたので多少ブラックな業務は乗り切れますし
キャラを生きてるように動かすのはやっぱり楽しいし
この時代の話はみんな興味津々で聞いてくれます(笑)

最後まで読んでくれた人にオススメサイトを紹介します。
listeningside
田中行人様のサイトです。
私は特に繋がりは無いのですがアニメ作画の情報がギッシリ詰まっています。
アニメーター目指すなら見ておくべきです。作画体験キットも販売しておられます。

他にも調べると結構アニメ制作関連の濃いサイトが見つかりますよ。
良い時代になりました・・・

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さらえみ
アニメも作るイラストレーター。20代はアニメーターとして月100枚程度作画し、後にキャラクター映像制作会社のデザイナーとしてキャラクターデザインからCGアニメーション制作まで携わっていました。『2次元と3次元を元気にする』をモットーに活動中。キャラクターに感情を与え社会で活躍してもらうために知恵と能力を提供します。大阪府阪南市に在住。既婚者。アニメ・声優好き。
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