Live2D制作もしているイラストレーター、さらえみ(@saraemiii)です。
Live2DでVTuberを作りたくても何が必要なのかわからない……!
という方のために、基本的な道具をまとめてみました。
自分のパソコン環境で作業ができるのかどうかチェックできます!
Live2DでVTuberを作るために必要なもの一覧
- Live2Dに適したパソコン
- Live2D用にパーツ分けしたイラスト
- Live2Dソフト
- トラッキングソフト
- WEBカメラ(ソフトによってはスマホでも可)
- 音声で配信や収録したいならマイク
これだけあればVTuberモデルを作って実際に動かすところまで出来ます。
1:Live2Dに適したパソコンかどうかチェック
今使っている自分のパソコンがLive2Dで作業をするのに適しているか確認します。
Live2Dを快適に使うPCスペック
Windows | Mac | |
---|---|---|
OS | Windows10, 11(64bit) | macOS v10.15以上 |
CPU | Intel Core i5-8600以上 | Intel Core i5-8600以上 |
メモリ(RAM) | 8GB以上 | 8GB以上 |
ハードディスク | 1GB以上 | 1GB以上 |
GPU | OpenGL3.3以上 | Apple M シリーズチップ / OpenGL3.3以上 |
ディスプレイ | 1,920×1080px 32bitカラー以上 | 1,920×1080px 32bitカラー以上 |
iPad等のタブレット端末ではLive2D制作は出来ないので、デスクトップかノートPCを選びましょう。
ライセンス認証が必要なソフトなので、インターネット環境も必須です。
Live2Dは、ペイントソフトが余裕で動き動画制作するほどの環境でなくてもOKなので、よほど低スペックなPCや10年以上前のPCでなければ問題は無いハズです。
既に持ってるパソコンのスペックを確認する方法
- Windowsは「スタートボタン」→「設定」→「システム」→「詳細情報」
- Macは「Appleメニュー」→「このMacについて」
これでほとんどの項目は確認できます。
ハードディスクの確認
ハードディスクは、ソフトやデータを保存しておく部分です。
- Windowsは「スタートボタン」→「設定」→「システム」→「記憶域」
- Macは「Appleメニュー」→「このMacについて」→「ストレージ」
これでハードディスク容量が確認できます。
GPUの確認
GPUを確認するにはグラフィックボードを確認する必要があります。
- Windowsは「タスクバー」右クリック→「タスクマネージャー」→「パフォーマンス」の下のほうにある「GPU」→右上にグラフィックボード名が表示されます
- Macは「Appleメニュー」→「このMacについて」→「グラフィックス」項目に表示
グラフィックボード名が判明したら……
下記サイトにてGPUの「OpenGL3.3以上」かどうかチェックできます。
NVIDIA系(TITAN・GeForce)
Intel系(Iris・UHD等)
2:Live2D用にパーツ分けしたイラストを用意
Live2Dモデルを作るには、レイヤー毎にパーツ分けしたイラスト(psdデータ)が必要です。
自分でイラストを作成するならこちら
イラストに関しては、レイヤー分けとpsd保存ができるペイントソフトならどれでも問題はありません。
最適なサイズからパーツを分けるポイントまで、モデリング前までの作業を⬇こちらの記事にまとめています。
クリエイターから購入することも可能
クリエイターからキャラクターデザイン・イラスト・モデリングといった必要なVTuberデータ制作を依頼することもできます。
私も制作依頼のご相談を承っております。
サイトのトップページからご検討ください。
3:Live2Dソフトを購入する際のポイント
Live2Dは、月額で有料ライセンスの購入が必要なソフトです。
フル機能が使える「PRO版」を年額購入がおすすめ
「キャラをしっかり動かしたい!」「最終的には応用にもチャレンジしたい!」「たくさん作って販売もしたい!」人には、『PRO版』で月額で1年使うよりもかなりオトクな『年額』購入がオススメです。
Live2Dのライセンス購入は、月額料金がかかります。
『年額』だと月額で1年使うより40%ほどオトクです。
年々使えば使うほど安くなる割引もあるので、長く使いたい人は年額がオススメ。
自分の利用スタイルによって使う月だけ支払うといったコスパ重視の使い方もできます。
無料トライアル版は「PRO版」を42日間も使えるので、イラストが出来てからソフトを使用開始して頑張れば、1体は試しに作れるはずです!
\トライアル版なら42日間無料!/
フル機能の「PRO版」無料の「FREE版」の違い
無料の「FREE版」はサイズやパーツ数がかなり限られます。
初心者がそれを気にしながらVTuber1体を制作するのは逆に難しくなってしまいます。
Live2D「PRO版」「FREE版」おおまかな機能比較はこちら
内容 | PRO版 | FREE版(機能制限アリ) |
---|---|---|
商用・営利目的の利用 | OK | 一般ユーザー および小規模事業者のみOK |
組み込み用画像データの出力 | 無制限 | 2048px 1枚まで |
適用できるレイヤー数 | 無制限 | 100レイヤーまで |
動作を管理するパラメータ数 | 無制限 | 30まで |
まとめて動かせるデフォーマ数 | 無制限 | 50まで |
パーツ管理できるフォルダ数 | 無制限 | 30フォルダまで |
描画順(レイヤーの前後)の設定 | 無制限 | 2まで |
オブジェクトの単体表示 | アリ | ナシ |
メッシュのコピペ | アリ | ナシ |
アニメーションのコマ打ち | 無制限 | 3コマ打ちのみ |
アニメーションの動画書き出し | 無制限(9.4MPまで) | 最大1280x720px |
※詳細は公式の「機能比較」をご覧ください。
PRO版は「一般ユーザー・小規模事業者」と「中規模以上の事業者」でも料金が変わります
直近の年間売上高1000万円未満の方が「一般ユーザー・小規模事業者」に当てはまります。
トライアル期間も終わって、どうしても「FREE版」でVTuberを作りたい人は……
無料の「FREE版」でのVTuberモデルの作り方をこちらにまとめました。
かなり制限があるので『触るのが初めての人』にはあまりオススメできません。どうしても無料で!という方は参考にしてみてください。
Live2Dでインストールされるソフトは2つあります
主にモデリング作業で触るのは「Live2D Cubism Editor」です。
「Live2D Cubism Viewer」は、動作確認や応用的な作業に利用します。
4:VTuberとして動かすためのトラッキングソフト
VTuberモデルは「トラッキングソフト」を通すことで人の動きに連動するようになります。
「VTube Studio」が人気で初心者にもオススメできます。
データの書き出し方法から操作方法まで、⬇こちらで詳しく紹介しています。
5:動きを連動させるためのWEBカメラ
WEBカメラはこれで充分対応できます
こちらのWEBカメラの古いモデルを何年も使用していますが、何の問題もなく使用できています。
角度調整もカメラを触って簡単にできるのでとても使いやすいです。
高性能ならこのWEBカメラ
撮影する室内が暗めで認識しにくそうな場合は、こちらのような高性能なカメラの方が良いです。
6:音声で配信や収録したいならマイク
収録や配信で喋るためにはマイクも必要です。
声に自信のある人は↑のような数千円のマイクでも問題無いと思います。
最初の頃に数千円のマイクを使っていたのですが……
私は声が小さめなので聴こえが良くなるよう、配信している方がよく使っている⬇こちらのマイクを導入しました。
ポップガードもあると良き
ツバや息の音防止にポップガードもオススメです。
地声を変える方法
どうにも地声が気に入らないという方は、音声変換ができるソフトも充実しています。
こちらの記事⬇にまとめていますので参考にどうぞ。
Vtuber配信する時の注意点
配信でのスパチャや仕事として制作するなどお金をもらう場合は、各種ソフトに商用利用規定が設けられている場合があります。
さらに、配信する際は外からの音で場所の特定や身バレする可能性もあります。
気をつけて配信楽しみましょう~!
初心者向けに解説した作り方はこちら
初心者向けに、まず1体を作れるようわかりやすくまとめています。