自作のLive2Dモデルを動かす「Animaze by FaceRig」の使い方

Live2D制作をはじめたイラストレーター、さらえみ(@saraemiii)です。

Live2DでVTuberのように動かしたい時に使うソフトが、Animazeです。

Animazeは、WEBカメラを通してLive2Dキャラクターを自分の動きにシンクロさせる事ができます。

YouTubeはもちろんZoomやSkype、Discordにも使えます。

Animazeはmacには対応していません。

長く使われてきた旧版「FaceRig」が2021年でサポート終了し、「FaceRig」の後を継ぐソフトとして登場したのが「Animaze」です。

さらえみ

「Animaze」は手軽に使いやすくなった印象ですが、新しいソフトゆえにエラーやアップデート待ちの部分もあります。

目次

AnimazeでLive2Dモデルを操作するまでの手順

AnimazeでLive2Dモデルを動かすには以下のような手順になります。

操作するまでの手順

  1. Live2Dで組込み用ファイルの書き出し
  2. Animazeをインストール
  3. AnimazeEditorを使って、Animazeに組み込み用ファイルを読み込み
  4. Animazeで少し設定をして操作可能に

Animazeは基本無料でも使えます。

以下の機能を開放したい場合にはサブスクリプション課金が必要になります。

月額のPlusプランで出来ること

  • ロゴの削除
  • MP4形式で動画データ書き出し
  • 透明背景でのキャプチャウィンドウ
さらえみ

リリース当初から比べて無料でも色々できるようになっています!しっかり配信したい方にはサブスクリプションも高くは無いかと思います。

Animazeを使った配信で月額500ドル以上を稼いでいるユーザーは、「Proプラン」への加入が必要です。

Live2Dモデルを購入するなどで取得した場合は、組込み用ファイルがセットで付属している事もあります。

動画でも軽く解説しています

FaceRigを使ったキャラ動作のサンプル動画

動画はサクッと大まかな使い方を知りたい方向けです。

さらえみ

当記事では、動画よりも細かめに説明していきます!

Live2Dモデルの「組込み用ファイル」を書き出し

モデルを自作した人向けの工程です。

Animazeへ組み込みに必要なファイルを書き出します。

1:テクスチャアトラスを整理

テクスチャアトラス作成ボタン

Live2D「Cubism Editor」を起動し、Live2Dモデルを読み込みます。

モデリング画面の上部にある「テクスチャアトラス」作成ボタンを押します。

新規作成用ダイアログが出るので、名称・サイズ等入力します。

名称は英数字で、この後も共通の名称を使います。

テクスチャアトラス編集画面

使用している全パーツが並んだものが表示されます。

右端は未配置パーツが表示されます。

モデリングに使用しているのに未配置に表示されていたら、ドラッグしてテクスチャ上に持っていきます。(プルダウンから他の表示も選べます)

パーツがくっつきすぎ

パーツが上図のように、くっつきすぎて重なっていると不具合に繋がります。

「自動レイアウト」の隣にある「マージン」pxを大きい値に設定して「自動レイアウト」ボタンを押します。

マージンを広げた状態

↑これでマージンを広げた状態になりました。

重なりが無く、使用パーツが揃ってる状態が出来たら、OKを押してテクスチャアトラスを書き出します。

ダイアログで設定した名称で「○○○.2048」(.数値部分はテクスチャサイズによって変わります)というフォルダに「○○○.png」が書き出されます。

○○○部分は、これ以降でも共通名で使用するので半角英数字で付けます。

2:moc3データを書き出す

moc3ファイル書き出し

「ファイル」→「組込み用ファイル書き出し」→「moc3ファイル書き出し」を選択します。

Animaze用書き出し設定

Animaze用には↑このような設定。

バージョンは3.0以上に指定します。

モデル作成時に(少し難易度の高い)物理演算設定もできている場合は「物理演算設定ファイルを書き出す」にもチェックを入れます。

以下のようなデータが用意できました。(○○○は共通した任意の名前)

  • ○○○.2048」(「.数値」部分はテクスチャサイズによって変わります)フォルダ…テクスチャアトラスデータ(png)が入っている
  • 「○○○.moc3」
  • 「○○○.model3.json」
  • 「○○○.cdi3.json」

設定によっては、これ以上にいくつかファイルが書き出される事もあります。

Animazeのインストール

ここからは「組込み用ファイル」を持っている人共通の工程です。

Animazeを使うには以下のような条件が必要です。

  • Windowsのみに対応(Macでは使えません)
  • WEBカメラかiPhoneが必要
  • Steamの導入
  • Animazeの導入
  • AnimazeEditorの導入

AnimazeもAnimazeEditorも基本無料でも使えます。

WEBカメラについて

iPhoneがある場合はアプリを通してWEBカメラの代わりにすることができます。

カメラ搭載のノートパソコンでしたらそのまま利用できます。

WEBカメラはこれで充分対応できます

こちらのWEBカメラの古いモデルを何年も使用していますが、何の問題もなく使用できています。

さらえみ

角度調整もカメラを触って簡単にできるのでとても使いやすいです。

高性能ならこのWEBカメラ

撮影する室内が暗めで認識しにくそうな場合は、こちらのような高性能なカメラの方が良いです。

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1:パソコンにSteamをインストール

Steamトップ画面

Steamとは…

アメリカのValve Corporationが運営するPCゲーム、PCソフトウェアおよびストリーミングビデオを販売・配信・交流ができるプラットフォーム。

さらえみ

パソコンでゲームするならSteamというイメージです。最近ではメジャーな家庭用ゲームもSteam対応が多くなってきましたね。

↓こちらから「Steam」をパソコンにインストールします。無料です。

あわせて読みたい
Steam, The Ultimate Online Game Platform Steam is the ultimate destination for playing, discussing, and creating games.

「Steam」アカウントも必要になるので登録します。

登録の際、アカウント名は半角英数字にします。

日本語名ではエラーの原因にもなります。

2:Animazeをダウンロード

Steam内のAnimazeトップ画面

Steamにログインしたまま「Animaze」をダウンロードします。

3:Animazeをインストール

全ての項目にOKを押して、インストール完了です。

4:AnimazeEditorをダウンロード

Steam内のAnimazeトップ画面

この「AnimazeEditor」が無くても動かせますが、画質がキレイでエラーが出にくくなるので使う方がオススメです。今後のアップデート次第でカスタマイズできる点が増えそうな期待もあります。

Steamにログインしたまま「AnimazeEditor」をダウンロードします。

5:AnimazeEditorをインストール

全ての項目にOKを押して、インストール完了です。

今後起動させる際には、「Steam」を起動してから「Steam」ライブラリ内にある「Animaze」や「AnimazeEditor」を選択して起動させることになります。

Live2DデータをAnimazeにインポート

Live2DデータをAnimazeで動かすには「AnimazeEditor」を通す方法と、直接「Animaze」に入れる方法の2パターンあります。

直接「Animaze」に入れる方法は簡単ですが、細かい調整ができない、連動設定が外れやすいといったデメリットはあります。

AnimazeEditorの日本語化

英語のままだと不便なので日本語化しておきます。

Steamライブラリから「AnimazeEditor」を起動します。

AnimazeEditorで日本語化するには…「Tools」→「General Setting」

メニューから「Tools」→「General Setting」を選択。

「General」→「Language」→「Japanese」

「General」タブから「Language」→「Japanese」を選んでAnimazeEditorを再起動して完了です。

AnimazeEditorを使ってインポート

AnimazeEditor起動画面

Steamライブラリから「AnimazeEditor」を起動します。

起動時には初期アバターのカエルキャラが出てきています。

メニューの「アセット」→「Live2Dのアバターをインポート」を選択
「〇〇○.model3.json」を選択

メニューの「アセット」→「Live2Dのアバターをインポート」を選択し、Live2Dで書き出した「〇〇.model3.json」を選びます。

「インポート」をクリック

こんな窓が出現するので「インポート」をクリック。

チェックの切り替えで情報ログが確認できる

こういったログ窓が出現しますが「OK」を押します。

チェックの切り替えで警告ログも

「警告ログ」も出ていますがそのままOKで問題無く進んでいます。

さらえみ

今のところ「警告ログ」による影響はありませんが、何かわかったら追記します。

「エラーログ」や「致命的なエラー」がある場合は、インポートに影響が出るかもしれませんのでクリアにしましょう。

Animaze EditorにLive2Dモデルが読み込めました

アバターと左の「階層パネル」ウィンドウでLive2Dモデルが読み込めたことが確認できます。

モデル名を右クリックして「バンドル」を選択

左の「階層パネル」ウィンドウのモデル名を右クリックし「バンドル」を選びます。

保存していないとこんな警告が出ます

Animaze Editor上で様々な設定をした場合は、保存してからバンドル化したほうが良いです。

バンドル化に成功するとこんなウィンドウが出ます
「○○○.avatar」が出力されます

成功すると上図のようなウィンドウが開き、保存先に「○○○.avatar」というファイルが出力されています。

Animaze起動画面

Steamライブラリから「Animaze」を起動します。

初期アバターが出てきます。(上図とは違うモデルが出ると思います)

「自分のアバター」から「+」を選択
先程出力した「○○○.avatar」を選択

左メニュー「アバター」→「自分のアバター」から「+」を選ぶと、ウィンドウが開きます。

先程「Animaze Editor」で出力した「○○○.avatar」を選びます。

読み込めました(遠いな…?)

すると「Animaze」上で、指定したLive2Dモデルが表示されます。

「自分のアバター」から呼び出せる

次からは、左メニュー「アバター」→「自分のアバター」から呼び出す事ができます。

データをフォルダ移動すると…

直接Animazeへインポート

「Animaze Editor」を通さず直接「Animaze」へインポートもできます。

Editorを通さないので、細かい調整ができない、連動設定が外れやすいといったデメリットはあります。

「自分のアバター」から「+」を選択
「○○○.model3.json」を選択

左メニュー「アバター」→「自分のアバター」から「+」を選び、「Live2D Editor」で出力した「○○○.model3.json」を選びます。

この方法でも読み込めました(同じく遠い…)

これだけで「Animaze」上で、指定したLive2Dモデルが表示されます。

AnimazeEditorを使った設定

右側「エディター」で様々な設定ができる

AnimazeEditorでは、Animazeで呼び出した際の初期位置や特殊アクションなどの設定ができます。

便利ですが設定できる項目がたくさんあるので、難しそうと思った初心者の方は次のAnimaze基本操作へ進んでも良いです。

特に設定しなくてもVTuberのように動きます!

バンドル化後の設定編集と修正

一度バンドル化すると設定変更が効かなくなります。

バンドル化後に設定を修正したい場合は、AnimazeEditor内の保存先の「〇〇〇.avatar」を消すと変更が効くようになります。

設定を再調整をしたら再びバンドル化してAnimazeで呼び出します。

AnimazeEditor内の保存先とは?

AnimazeEditor内の保存先は右下のウィンドウを参照

AnimazeEditor内の保存先は、AnimazeEditorの右下のウィンドウで、ファイルを右クリックすると「エクスプローラーで表示」が出るので、ここから簡単にアクセスできます。

それでも設定編集できない場合は、上記保存先からそれらが格納されているフォルダごと削除して「Live2Dアバターのインポート」から始めると解決します(少々大変ですが…💦)

Animase起動時のアバターの位置やサイズを設定する

Animase起動時にアバターの位置が遠すぎたりズレていたりするのを、いくつかの項目で調整します。

さらえみ

毎回表示位置をAnimazeで移動させるのは面倒なので、初期位置をここで調整しておくと便利です。

・「アイテムの位置」「アイテムの回転」

エディターの上部の項目

エディターウィンドウ上部で、表示位置や回転を指定できます。

Animazeでの初期位置は、下記「Live2Dのオプション」も一緒に調整します。

回転X軸
回転Y軸
回転Y軸

回転はこのような表示になります。

3Dモデル用の設定も含まれているので、Live2Dモデルでは違和感のある設定項目もあります。

初期値に戻したい場合「0」を入力すると戻ります。

・「Live2Dのオプション」

Live2Dのオプション
  • レンダーサイズ…画質の解像度
  • STR-CANVAS-POSITION…キャンバスに対して左右の位置
  • STR-CANVAS-POSITION…キャンバスに対して前後の位置

「Live2Dのオプション」では、上記のような設定ができます。

レンダーサイズは、最大16384まで設定できますが、あまり大きいと動作しにくくなってしまいます。

アバター表示が切れる

キャンバスに対しての位置なので、大きくしすぎたり、端に移動させると、アバター表示が切れることがあります。

上記「アイテムの位置・アイテムの」と合わせて設定するのをオススメします。

・「アイテムカメラ設定」

アイテムカメラ設定

エディターウィンドウの下部にある「アイテムカメラ設定」で位置や回転を指定すると、Animaze起動時の位置に反映されます。

上部メニュー「フリーカメラ」で「カメラの回転」が反映されます。

こんな変な位置になっても
Animazeに反映されちゃう
さらえみ

どちらかというと3Dモデルに合う設定なのかな?と感じました。

動かしすぎると、上図のように変な位置になり戻しにくくなるので、あまり触り過ぎないほうが無難です。

パラメーターの編集や動作・パーツ確認

AnimazeEditor上で、パラメーターを動かして動作・パーツ確認パラメーターを追加することもできます。

・パラメータのリマッパー

パラメータのリマッパー

「Live2Dのオプション」内の項目です。

Live2Dの「パラメーター設定」とAnimazeのパラメーターが合っているか確認できます。

違っている場合にここで変更することもできます。

・パラメーターのデバッガー

さらえみ

残念ながら最新バージョンでも反映されない場合がありました

パラメーターのデバッガー

「Live2Dのオプション」内の項目です。

Live2Dの「パラメーター設定」通りに動作するかどうかを確認できます。

さらえみ

触っていたら反応しないけど、Animazeで見ると普通に動いてる…(汗)ということもあったので、まだ不安定なのかもしれません。

「STR-CREATE-POSE-FROM-PARAMETERS」ボタンは「特殊ポーズ」を作成する際に使います。

・パーツ不透明度デバッガー

パーツ不透明度デバッガー

「Live2Dのオプション」内の項目です。

パーツごとに不透明度をコントロールして確認できます。

さらえみ

パーツの有無や前後関係を見るところのようです。

・STR-LIVE2D-RETARGETING-OVERRIDES

STR-LIVE2D-RETARGETING-OVERRIDES

Live2Dパラメーターには無いけどAnimazeにはあるパラメーターに、動作をつける事ができます。

「STR-ADD-OVERRIDE」をクリックするとLive2D側のパラメーターが表示される

右端の「STR-ADD-OVERRIDE」をクリックすると、Live2D側のパラメーターが表示されるのでその中から、Animazeのカメラ操作で動作させたい項目を選びます。

追加されたパラメーター
「入力を追加」でAnimaze側のパラメーターが選べる

選択したLive2D側のパラメーターが追加されるので「入力を追加」から、適応させたいAnimazeパラメーターを選びます。

「~.motion3.json」の動作を指定できる「特殊アクション」

特殊アクション
Animaze「アニメーション」

Animaze「アニメーション」「アクション」に、Live2Dでアクション設定できる「~.motion3.json」を適用させることができます。

「○○○.motion3.json」アニメーションを作る方法はこちら

あわせて読みたい
Live2DのVtuberモデルにショートカットで表情変化させる「.exp3.json」「.motion3.json」の作り方 Live2D制作もしているイラストレーター、さらえみ(@saraemiii)です。 Vtuberとして動かす時にショートカットキーでリアクションさせることができます。 そのためには、...
「~.motion3.json」を追加できる
「STR-RENAME」で名前変更できます

「特殊アクションを設定」「アクションを追加」から「~.motion3.json」を選ぶとアクションが追加されます。

「STR-RENAME」で名前変更できます。

追加したアクションが表示されます

追加した「~.motion3.json」が表示され「実行」を押すと動作確認ができるようになります。

「~.exp3.json」の動作を指定できる「特殊ポーズ」

特殊ポーズ

Animaze「アニメーション」「ポーズ」に、Live2Dでアクション設定できる「~.exp3.json」を適用させることができます。

「~.exp3.json」を追加させる

「特殊ポーズを設定」「ポーズを追加」から「~.exp3.json」を選ぶとポーズが追加されます。

追加したポーズが表示されます

追加するとアニメーションが表示されます。

ここで名前を変えたり、切り替えるまでの時間を指定したりできます。

「名前」で名前変更
Animaze「アニメーション」の「ポーズ」に反映される

追加した「~.exp3.json」が表示され「切り替え」を押すと動作確認ができるようになります。

・AnimazeEditorで特殊ポーズを作る

さらえみ

残念ながら最新バージョンでも反映されない場合があります

「パラメーターのデバッガー」で動きを指定し「STR-CREATE-POSE-FROM-PARAMETERS」をクリック

パラメーターのデバッガー」で特殊ポーズにしたい動きを指定し「STR-CREATE-POSE-FROM-PARAMETERS」をクリックすると…

「STR-CHOOSE-PARAMETERS」ウィンドウで設定

「STR-CHOOSE-PARAMETERS」ウィンドウが開くので、「PARAMETERのデバッガー」で動かしたパラメーターにチェックを入れ、「STR-CHOOSE-POSE-NAME」で名前を入力してOKを押します。

本来ならこの「特殊ポーズ」に追加されるはずでした…

さらえみ

私が触ったバージョンでは全然反映されませんでした(汗)アップデート待ちます。

アバター名の変更

エディター上部で名前変更ができる

エディターウィンドウの「フレンドリーな名前」を変更すると、Animazeに取り込んだ時の名称が変わります。

「説明」は「i」アイコンで確認できます

ちなみに「説明」は、Animazeでアバターアイコンをクリックした時に表示される画面で、「i」マークを押せば出てきます。

アイコンの変更

さらえみ

残念ながら、アイコンの変更はソフトの最新バージョンでも反映されない場合があります

「アイテムの名前」にある画像を右クリック

エディターウィンドウの「アイテムの名前」にある画像を右クリックすると上図のようなメニューが出ます。

サムネイルを生成

「サムネイルを生成」では表示されているアバターの画像になります。

大きさは先述した「アイテムの位置・アイテムの回転」 「Live2Dのオプション」で調整したサイズになります。

STR-BROWSE-FOR-ICON

「STR-BROWSE-FOR-ICON」では好きな画像を指定できます。

Animaze基本操作

Animazeの設定詳細

「Animaze」の左メニューは下部「>」を押すとわかりやすい補足が見れます。

さらえみ

旧版FaceRigより断然わかりやすいです!

モデルの移動・拡大縮小・回転

  • 移動…Ctrl+左クリックのままドラッグ/キーボードのカーソル
  • 拡大縮小…マウスホイールをドラッグ/Ctrl+キーボードの「+」「-」
  • 回転…Ctrl+右クリックのまま左右にドラッグ(3Dモデルに対応)

Animazeの日本語化

Animazeも英語のままだと不便なので日本語化しておきます。

「Settings」メニュー

左メニューの「Settings」「Language」があります。

「Language」内で日本語を選べます

「Language」→「日本語」を選んでAnimazeを再起動して完了です。

アバター

Animazeの「アバター」メニュー

ここから使うアバターを選べます。

さらえみ

「ショップ」ではアバターを買えそうな感じですが、サブスク契約しているためか「全てを所有済みです」と表記されます。

「ペルソナ」には2体アイコンが表示

「ペルソナ」で男女どちらかを選ぶと、3Dモデルを好きなパーツを選んでカスタマイズできるようになります。

3Dモデルをカスタマイズできる
保存するとアバターメニューに追加されている
さらえみ

結構いろんなパーツや色を選べますが、服装パターンは少ないです。
どう選んでも濃い印象にはなるモデルになっています。

・アバター名の変更

アバター名の変更

Animaze上でも、名前の変更ができます。

アバターアイコンをクリックすると下図のように入力欄が出てきます。

データ名を
わかりやすい名前に

入力欄に好きな名前を入れて保存をすると…

最初は複製されます

変更した名称に反映されます。

最初だけ元データから複製されましたが、次からは「上書き」も選べるようになっています。

背景

「背景」メニュー

「背景」では、デフォルトでも多くの背景素材が用意されています。

「+」から自分で用意した画像も呼び出せます。

小道具

「小道具」メニュー

様々なアイテムを付けられる「小道具」は、元々3Dモデルのみの対応でしたが…

Live2Dモデルにも対応したようです!

「声」メニュー

ロボットのような声や子供のようなかわいい声など、様々な音声変換を使えます。

細かい設定まではできませんが、地声で配信したくない時に使える機能です。

エモート

「エモート」メニュー

アバターに様々なエフェクトを重ねられます。

キーボードに対応しているので、キーひとつで呼び出すことができます。

さらえみ

試してはいませんが「+」から自作したオリジナルアニメも再生できそうです。

アニメーション

「アニメーション」メニュー

「アニメーション」は、身振り手振りなどのアクションの設定です。

こちらもキーボードに対応しているので、キーひとつで呼び出すことができます。

先述した通り、AnimazeEditorで事前に設定する必要があります。

クイックシーン

「クイックシーン」メニュー

色々設定したアバターをショートカットで即座に呼び出せるように設定できます。

アカウント

「アカウント」メニュー

「アカウント」の設定内容はおおまかに上図の通りです。

・サブスクリプション

サブスクリプション契約する場合は、こちらから申し込めます。

無料の「ベーシック」、「Plus」、「Pro」の3プランから選べます。

以下の機能を開放したい場合にはサブスクリプション課金が必要になります。

月額のPlusプランで出来ること

  • ロゴの削除
  • MP4形式で動画データ書き出し
  • 透明背景でのキャプチャウィンドウ

Animazeを使った配信で月額500ドル以上を稼いでいるユーザーは、「Proプラン」への加入が必要です。

・キャプチャウィンドウ

Animazeの「キャプチャウィンドウ」

「キャプチャウィンドウ」はメニューの無い別窓が開きます。

ウィンドウを右クリックで操作メニューが出ます

こんな感じに、サブスク契約していると透過背景にできて、ゲーム実況など別画面と組み合わせやすくなります。

ロゴもサブスク契約で消す事ができます。

ウィンドウを右クリックするとキャプチャウィンドウ用のメニューが出現します。

・WEBカメラの代わりにiPhoneを使う

iPhone使用の案内

AnimazeはWEBカメラの代わりにiPhoneを使う事もできます。

設定

カメラやマイク、連動を調整するトラッキングなどの設定は、この「設定」メニューからできます。

サブスクリプション契約をしないと出来ない項目もたくさんあります。

・ロゴや画質を設定する「全般」

「全般」メニュー

どこにも属さない重要な設定が詰まっています。

ここの「ウォーターマークを非表示にする」でロゴ表示を消す事ができます。(サブスク契約が必要)

「トラッキングプロフィールのデフォルト」でフレームレート別のカメラ指定ができます。

フレームレートが大きいほどヌルヌルとスムーズに動くようになります。

・カメラの設定「動画のグラフィック」

動画のグラフィック

カメラの指定や画質、キャラとの連動させるための認識が出来ているかどうか等を、細かく確認できます。

・キャラクターとの連動を調整する「高度なトラッキング」

高度なトラッキング
目のトラッキング設定

「高度なトラッキング」はサブスク契約していないといくら調整していても保存が効きません。

カメラの認識とソフトの都合でキャラの動作がおかしい部分を調整できます。

左右ごとの目や眉の動き、口パクに合わせた「リップシンク」など、項目は様々。

「目」の設定だけでも上図の倍ほどの調整項目があり、本当に細かく調整することになります。

さらえみ

カメラに向けて表情が作りにくい人は、各種「範囲」を大きくすると、小さい動きでもよく動くようになります。
動きすぎて気持ち悪い場合もあるので、細かく自分に合う状態に調整する必要があります。

どうしても上手くいかない場合は、認識するカメラの性能を疑ってみるのも解決の糸口になると思います。

・マイクやヘッドホン設定「オーディオ」

オーディオ設定

マイクやヘッドホンの設定です。

デバイスによっては、マイクに向けた声が遅れて聞こえるケースもあるのでここで調整ができます。

自分の声を確認することもできます。

・操作方法をカスタマイズする「コントロール」

コントロール設定

「コントロール」では予め設定してある操作方法を、自分が使いやすいようにカスタマイズできます。

さらえみ

どのソフトでもそうですが、変えすぎると操作が分かりにくくなる場合があります。
慣れない初心者のうちはあまり変えない方が良いと思います。

「バーチャルカメラを有効にする」ボタン

「バーチャルカメラを有効にする」ボタン
3点にも設定メニューが

画面下にあるこのボタンにも、配信に向けた設定項目があります。

「専用のキャプチャウィンドウ」は先述したものと同じウィンドウが出現します。

・録画をするためのボタン

録画やスクリーンショットができます

「スクリーンのキャプチャ&録画」では、上部にこのようなボタンが出現し、録画・スクショができるようになります。

・OBSを使った配信方法の解説

「配信方法を習得」では、ゲーム実況などで使われる便利なソフト「OBS」を使った配信方法が解説されています。

・現在のカメラや音声の状態がわかる「アプリの状態」

アプリの状態が表示される

フレームレートからカメラやキャリブレーションの状態まで、細かい設定を開かずひと目でわかります。

さらえみ

配信直前など、いちいち設定確認したくない時に便利ですね

Zoom等、他のツールでAnimazeを使うには

Animazeを起動したまま使いたい配信ソフトを起動します。

「バーチャルカメラを有効にする」ボタン

「バーチャルカメラを有効にする」ボタンをクリック。

上図のようなタイムバーが出たら有効状態です。

配信ソフトを起動していないと有効になりません。

配信ソフト側の、ビデオやカメラ設定から「Animaze Virtual Camera」を選択します。

すると配信画面でキャラクターが出現します。

カメラとのシンクロもそのまま楽しめますし、バーチャル背景への変更もできます。

パソコンや回線の環境によっては表示が不安定になる場合もあります。

Animazeを商業利用するには

Animazeを使った配信で月額500ドル以上を稼いでいる個人ユーザーは、「Proプラン」への加入が必要です。

企業が商業目的で利用する場合は、公式への問い合わせが必要になります。

元祖トラッキングソフト開発として注目

操作が複雑化していて、私が知る範囲では他社ソフトに差がついて、人気が落ちてしまった印象があります。

とはいえ、VTuber黎明期を支えたFaceRigの後継ですから、注目していても良いのかな~と思います。

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