大阪成蹊大学にて120名以上の学生の前で講演

大阪成蹊大学の学部にて120名以上の1年生生徒の前で授業の90分間、講演いたしました。

内容は私のこれまでの経歴アニメーター・会社員クリエイター・フリーランスイラストレーターから、伝えられる各業界の話をさせていただきました。

90分は長かった!けれど全て伝えるには足りないくらい

私はアニメーターと会社員クリエイターとフリーランスイラストレーターの経験があるんですが3種の業界を歩いた経歴は珍しいようで、今回呼んでいただきました。

大学での講義は初めてで、私自身も専門学校出身なので知らなかったのですが1時限は90分もあるんですね。集中力持たせるのが大変そう・・・

主催してるイラストレーターセミナーも時間は長いんですが、そちらは間にワークもありますので、今回の90分喋りっぱなしは、さすがに息も切れそうで大変でした。

時間余るかな?と思って、内容どんどん詰め込んで臨みましたが、余裕で時間足りないくらいで後半は急ぎ足になりました。

これからクリエイター目指す若い方に現実をお伝えしました

アニメーターになりたい!漫画家なりたい!
なんでも奥底にある「なりたい」を目指すのは素敵な事ですし若いうちに頑張って叶えてほしいと思ってます。

ですが、学生のうちは「働く」「生活するにはお金が必要」な感覚が実際体験してない分かなり薄いです。専門学校の講師をしていた時もそう思ってました。

なるべく早くバイトでもなんでも良いから働く感覚を付けたほうが絶対良いです。

アニメーターのような賃金問題が話題になる業界は、本気でなりたかったら(続けていくためにも)人より数倍技術を磨くことをオススメしてきました。でないとその業界では生き残っていけない世界です。

そんな感じの話を各職種に分けて喋りました。

実際の情報が乏しいため迷ってる若い人は多い

私が学生だった時もそうだったんですが、なりたい職業の実際の情報が少ないんですよね。

特に創作分野は技術面以外の情報が少ない。
アニメに強い専門学校出たって実際就いてみたら想像以上の金銭待遇に苦労しました。

学校で技術は磨くけど、その後どうしていったらいいか対策のしようが無い。

技術一辺倒の業界なのに「給料の良いスタジオはどこか?」と保守的な質問が出たり(あるけど入るなら画力磨かないと無理ですよ・・・)逆にチームワークが大事な業界なのに「自分は一人で大丈夫なので」と孤独の道に進んだり(今は良いけど会社に入るならやってけないですよ・・・)とすれ違いが起こっています。

とはいえ、どんなに言っても体験してみないと大半の事はわからないので今すぐにはピンと来ないだろうけどどこかで「そういう話ししてたなぁ」と役に立てばいいなと思います。

講演中おとなしかった学生さんも、スライド提供時には沢山反応していただけたので、真面目に聞いてくれたんだなーとやってみて良かったです。

好きなものがわからない大人も多いので、自分の貴重な「好き」を大事にして進んでみてほしいと思いました。

さらえみイラスト
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