VTubeトラッキングソフトを一通り試したイラストレーター、さらえみ(@saraemiii)です。
Live2DなどのVTuberモデルを動かすために必要なのが、カメラを通してキャラと連動させる配信用トラッキングソフトです。
現在、自作モデルを使った配信用トラッキングソフトは「FaceRig」「Animaze」「Vtube Studio」「nizima LIVE」の4つが有名です。
３つとも触ってみてどんな違いがあるのかを、解説していきます。
「FaceRig」「Animaze」「Vtube Studio」「nizima LIVE」比較表
| FaceRig | Animaze | Vtube Studio | nizima LIVE | |
|---|---|---|---|---|
| 無料版の制約 | ＜無料版ナシ＞ | ・ロゴが付く ・MP4書き出しNG ・キャプチャウィンドウの透過BG不可 | ・ロゴが付く ・スマホとPCの同期ができない | ・ロゴが付く ・コラボ機能5分のみ ・カメラ連続使用40分のみ |
| 商用利用 | 月額500ドル以上を稼いでいるユーザーは「FaceRig Pro」への加入 ＜企業は別ライセンス＞ | 月額500ドル以上を稼いでいるユーザーは「Proプラン」への加入 ＜企業は要問い合わせ＞ | 個人は無料でも商用利用可能 ＜企業は要問い合わせ＞ | 有料プランへ加入 |
| 対応OS | Windows | Windows | Windows/Mac | Windows |
| スマホでWEBカメラ代用 | ＜ナシ＞ | iPhone | Android/iPhone | iPhone |
| メリット | ・安定している ・使用ユーザーが多い | ・トラッキング性能が高い ・FaceRigから続く使用ユーザーが多い | ・オリジナルモデルのインポートが簡単 ・設定できる項目が多い ・トラッキング性能が高い ・ＭacもAndroidも使える | ・オリジナルモデルのインポートが簡単 ・高画質で手軽に共演できるコラボ機能 ・トラッキング性能が高い ・シンプルな操作性 |
| デメリット | ・2021サポート終了 ・カメラ認識範囲が狭い ・トラッキングが外れやすい | ・オリジナルモデルのインポートが複雑 ・開発途中で設定できない部分もある | ・商用利用にお金がかかる | |
| 発表した年 | 2014年 | 2020年 | 2020年 | 2021年 |
| 開発国 | ルーマニア | ルーマニア | ドイツ | 日本 |
それぞれの特徴
老舗で安定性が評判だった「FaceRig」
FaceRigは、古くからあるだけに安定はしていますが2021年にサポート終了しています。
老舗なだけあって解説している本や動画が多いのが唯一のメリットです。
実際に試してみた「FaceRig」の使い方まとめ
公式サイト
進化はしたもののまだ少し不安定な「Animaze」
AnimazeはFaceRigの後継機で、随分使いやすくなりました！
まだまだ開発中の感じが否めないですが、FaceRigから続く安定感から使用するユーザーも多いソフトです。
実際に試してみた「Animaze」の使い方まとめ
公式サイト
安くて軽くて使いやすい「Vtube Studio」
Vtube Studioは、CPUとメモリの使用率が低いので動作が軽く済みます。
設定や操作方法もソフト内で完結し、非常にわかりやすいです。
- 動作が軽い
- 買い切りで済む
- 商用利用可
- ソフト内で設定が完結
- WindowsでもMacでも使える
- スマホでWEBカメラ代用もできる（有料だけど）
さらえみお金をかけずに色々できるコスパ最強ソフトです！
実際に試してみた「Vtube Studio」の使い方まとめ
公式サイト
カンタンで直感操作しやすい「nizima LIVE」
Live2D公式が開発しただけあって直感でカンタンに使えます。
Steamを介することなくソフト単独で使えるシンプルさも魅力。
- モデルインポートがラク
- ソフト内で設定が完結
- iPhoneでWEBカメラ代用もできる
- 高画質で他Vtuberと共演できる（有料だけど）
さらえみ初心者にも充分オススメできるシンプルさです！
実際に試してみた「nizima LIVE」の使い方まとめ
公式サイト
まとめ：初心者には「nizima LIVE」コスパ最強は「Vtube Studio」
トラッキングソフトは近年様々なソフトがリリースされ選択肢も増えてきました。
古くから開発してきたFaceRigのAnimazeもまだまだアップデートに期待できるソフトです。
VTuberになるハードルも下がっているので自分に合うソフトで是非ためしてみてください！
