Live2Dモデルを動かす「VTubeStudio」の使い方

Live2D制作もしているイラストレーター、さらえみ(@saraemiii)です。

VTubeStudioは、WEBカメラを通してLive2Dキャラクターを自分の動きにシンクロさせる事ができるソフトです。

YouTubeはもちろんZOOMやSkype、Discordにも使えます。

さらえみ

「VTubeStudio」は、軽い動作で細かい設定もできmac/win問わず使える特に海外で人気のソフトです!

もくじ

VTubeStudioでLive2Dモデルを操作するまでの手順

VTubeStudioでLive2Dモデルを動かすには以下のような手順になります。

操作するまでの手順

  1. Live2Dで組込み用ファイルの書き出し
  2. VTubeStudioをインストール
  3. VTubeStudioに組み込み用ファイルを読み込み
  4. VTubeStudioで少し設定をして操作可能に

Live2Dモデルを購入するなどで取得した場合は、組込み用ファイルがセットで付属している事もあります。

VTubeStudioは基本無料でも使えます。

以下の機能を開放したい場合に、有料版の購入が必要になります。

PC版「Remove Watermark」(1500円程度)購入で出来ること

  • ロゴ(ゆるい目の前で動くキャラ)の削除

スマホアプリ「Pro版」(3000円程度)購入で出来ること

  • 1分以上PCと繋げての利用
  • ロゴの削除

個人の商用利用は購入関係無く利用できます!

企業での商用利用は、公式へ問い合わせし追加ライセンスが必要です。

Live2Dモデルは公式の専用サイトから購入もできます

様々なクリエイターが作成したLive2Dモデルを気軽に購入できます。

Live2D公式が運営しているので安心して利用できます。

VTubeStudioで動かしたい場合、以下のような「組込み用ファイル」が必要になるので、購入前に確認してください。

  • 「○○○.2048」フォルダ(「.数値」部分はモデルによって違います)
  • 「○○○.moc3」
  • 「○○○.model3.json」
  • 「○○○.cdi3.json」
nizima.com
Live2Dモデルを1から作らなくても『nizima』で多数のクリエイターさんが販売中!モデルによって1点限定などの販売スタイルが違いますので、購入の際は説明をよく読んで選びましょう。

Live2Dモデルの「組込み用ファイル」を書き出し

モデルを自作した人向けの工程です。

VTubeStudioへ組み込みに必要なファイルを書き出します。

購入するなどしてLive2Dモデルの組み込み用ファイル(moc3ファイル等一式)を持っている方は次の工程「ソフトのインストール」へお進みください。

1:テクスチャアトラスを整理

テクスチャアトラス作成ボタン

Live2D「Cubism Editor」を起動し、Live2Dモデルを読み込みます。

モデリング画面の上部にある「テクスチャアトラス」作成ボタンを押します。

新規作成用ダイアログが出るので、名称・サイズ等入力します。

名称は英数字で、この後も共通の名称を使います。

テクスチャアトラス編集画面

使用している全パーツが並んだものが表示されます。

右端は未配置パーツが表示されます。

モデリングに使用しているのに未配置に表示されていたら、ドラッグしてテクスチャ上に持っていきます。(プルダウンから他の表示も選べます)

パーツがくっつきすぎ

パーツが上図のように、くっつきすぎて重なっていると不具合に繋がります。

「自動レイアウト」の隣にある「マージン」pxを大きい値に設定して「自動レイアウト」ボタンを押します。

マージンを広げた状態

↑これでマージンを広げた状態になりました。

重なりが無く、使用パーツが揃ってる状態が出来たら、OKを押してテクスチャアトラスを書き出します。

ダイアログで設定した名称で「○○○.2048」(.数値部分はテクスチャサイズによって変わります)というフォルダに「○○○.png」が書き出されます。

○○○部分は、これ以降でも共通名で使用するので半角英数字で付けます。

2:moc3データを書き出す

moc3ファイル書き出し

「ファイル」→「組込み用ファイル書き出し」→「moc3ファイル書き出し」を選択します。

VTubeStudio用書き出し設定

VTubeStudio用には↑このような設定。

バージョンは3.0以上に指定します。

モデル作成時に(少し難易度の高い)物理演算設定もできている場合は「物理演算設定ファイルを書き出す」にもチェックを入れます。

以下のようなデータが用意できました。(○○○は共通した任意の名前)

  • ○○○.2048」(「.数値」部分はテクスチャサイズによって変わります)フォルダ…テクスチャアトラスデータ(png)が入っている
  • 「○○○.moc3」
  • 「○○○.model3.json」
  • 「○○○.cdi3.json」

設定によっては、これ以上にいくつかファイルが書き出される事もあります。

テクスチャアトラスデータ同様の名称で「○○○.moc3」「○○○.model3.json」と付けられます。

○○○部分は、半角英数字で同じ名称を付けないときちんと動作しません。

VTubeStudioのインストール

ここからは「組込み用ファイル」を持っている人共通の工程です。

VTubeStudioを使うには以下のような条件が必要です。

  • WEBカメラかスマホが必要
  • SteamからVTubeStudioの導入(Windowsの場合)
  • VTubeStudioアプリの導入(スマホ・macの場合)

VTubeStudioは基本無料でも使えます。

WEBカメラについて

カメラ搭載のノートパソコンでしたらそのまま利用できます。

WEBカメラの代わりにスマホを使うこともできます。

スマホを使う場合、低スペックPCでも使いやすいメリットはありますが、1分以上PCと繋ぐ際にPro版の購入(3000円程度)が必要になります。

WEBカメラはこれで充分対応できます

こちらのWEBカメラの古いモデルを何年も使用していますが、何の問題もなく使用できています。

さらえみ

角度調整もカメラを触って簡単にできるのでとても使いやすいです。

高性能ならこのWEBカメラ

撮影する室内が暗めで認識しにくそうな場合は、こちらのような高性能なカメラの方が良いです。

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1:パソコンにSteamをインストール

macの場合は次の項目から進めてください。

Steamトップ画面

Steamとは…

アメリカのValve Corporationが運営するPCゲーム、PCソフトウェアおよびストリーミングビデオを販売・配信・交流ができるプラットフォーム。

さらえみ

パソコンでゲームするならSteamというイメージです。最近ではメジャーな家庭用ゲームもSteam対応が多くなってきました。

↓こちらから「Steam」をパソコンにインストールします。無料です。

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Steam, The Ultimate Online Game Platform Steam is the ultimate destination for playing, discussing, and creating games.

「Steam」アカウントも必要になるので登録します。

登録の際、アカウント名は半角英数字にします。

日本語名ではエラーの原因にもなります。

2:VTubeStudioをダウンロード

Steam内のVTubeStudioトップ画面

Steamにログインしたまま「VTubeStudio」をダウンロードします。

macの場合は「VTubeStudio」アプリをダウンロードしてください。

App Store
‎VTube Studio ‎VTube Studio is your all-in-one solution for becoming a Live2D Virtual YouTuber like the pros! With VTube Studio, you can easily load your own Live2D models d...

3:VTubeStudioをインストール

全ての項目にOKを押して、インストール完了です。

Live2DデータをVTubeStudioにインポート

VTubeStudioを起動し、ダブルクリックすると左側にメニューが出てきます。

メニューの1番上からインポートできます

一番上の「人型」アイコンを押すと「自分のモデルをインポート」が現れます。

保存先フォルダへ案内されます

フォルダを開く」をクリックすると保存先フォルダが開くので、そこにLive2Dで書き出した「組込み用ファイル」を全て入れます。

モデルが追加される

するとすぐにアバターモデル一覧に表示されます。

名称は「組込み用ファイル」の名前が反映されます。

VTubeStudioの日本語化

メニューの歯車アイコン

メニューの「歯車」アイコンをクリック。

右上の吹き出しアイコン

右上に「吹き出し」アイコンが出てくるので、それをクリックすると言語選択できます。

アイコンの変更

「NoIcon」を好きな画像に設定できます!

「組込み用ファイル」にアイコン画像も入れる

インポートで「組込み用ファイル」を入れた「保存先フォルダ」にアイコン画像も入れます。

メニューの歯車アイコン

メニューの「歯車」アイコンをクリック。

上部の「人型」アイコンをクリックし、右上の「NoIcon」アイコンをクリックします。

先程入れた画像ファイル名を選ぶ

開いたウィンドウに先程入れた「画像ファイル名」が表示されるので、それを選ぶと反映されます。

VTubeStudio基本操作

起動画面のメニュー

最初に見る起動画面でのメニュー内容はこんな感じ。

×印で消え、ダブルクリックで出現します。

モデルの移動・拡大縮小・回転

モデルの操作方法
  • 移動…クリックしたままドラッグ
  • 拡大縮小…マウスホイールをスクロール
  • 回転…Ctrl+マウスホイールのスクロール

各種設定

設定メニュー

「歯車」アイコンをクリックして出てくる設定メニューは上図の通り。

ここでモデルと連動しやすくなるよう設定できます。

一般設定

一般設定

「一般設定」の細かい設定内容

名称内容
一般設定ロゴの有無・ログファイルの書き込み・スクリーン回転ロック(スマホ画面用)・シーンを保存
データフォルダを開くVTubeStudio内のモデル等を入れた「保存フォルダ」が開きます
Start VTube StudioVTubeStudioがもう1つ新規窓で起動します
スマホ接続設定(Wifi)スマホをWiFiで接続する時に使用
USB接続設定スマホをUSBで接続する時に使用
VTubeStudio Plugins外部ソフト等のプラグイン使用時に設定
マウス設定正常に動いているか確認できる
リップシンク設定音声ボリュームマイク設定など

カメラトラッキング設定

カメラトラッキング設定

「カメラトラッキング設定」の細かい設定内容

名称内容
ウエブカメラトラッキングカメラの選択・精度を取るか動作の軽さを取るか選べる
トラッキング設定簡単に目や口の感度を調整できます
クオリティ設定フレームレート解像度の設定
バーチャルウェブカメラOBSDiscordでVTubeStudioを使うための設定
トラッキング設定

「ウエブカメラトラッキング」「カメラON」にすると顔の輪郭が表示されカメラとの連動ができるようになります。

オートスタート」をONにしておくと起動時に自動でトラッキングされます。

モデルとの連動設定

モデルとの連動設定

ここの「オートセットアップ」で、カメラとモデルが自動で連動するようになります。

不自然な点が出て来た時に、各種項目で調整していきます。

「モデルとの連動設定」の細かい設定内容

さらえみ

名称と動作確認しながらメモってみました。
厳密には違う可能性もありますので、そこはご了承ください。

Live2Dの「パラメーター」と連動しています。

「パラメーター」で設定していない項目は無効になります。

追加でパラメーター設定した項目は一番下に出てくる「+」から自分で設定できます。

名称内容
オートセットアップLive2Dのパラメーターに合わせて自動で連動するようセットされます。
輪郭が白くなる場合の修正高解像度モデルに輪郭が白くなる事があるそうです。その修正です。
移動の設定(ガチ恋距離)前後感の距離も連動させるか設定できます。
物理の設定物理演算の反映を調整できます。
Face Left/Right Rotation顔の左右の振り向き
Face Up/Down Rotation顔の上下の動き
Face Lean Rotation顔の左右の傾き
Eye Open Left左目のまばたき
Eye Smile Left左目の笑顔の時
Eye Open Right右目のまばたき
Eye Smile Right右目の笑顔の時
Eye X目の左右の動き
Eye Y目の上下の動き
Brow Height Left左眉の動き
Brow Height Right右眉の動き
Brow Form Left左眉の形
Brow Form Right右眉の形
Mouth Smile口の形
Mouth Open口の開閉
Blush when smiling頬を赤らめる
Body Rotation X体の左右の振り向き
Body Rotation Y体の上下の動き
Body Rotation Z体の左右の傾き
Auto Breath呼吸ループ
さらえみ

使ってみて不安定だった、目の開閉や眉、口パク、ふらふらしがちな前後感は調整したほうが良さそうに思えました。

キーバインド設定

キーバインド設定

キーバインド設定」はクリックや特定のキーで反応する表情やリアクションを設定できます。

表情切り替えなどの設定ができる

下に出てくる「+」を押すと上図のように設定パネルが出現します。

Live2Dで作成したアニメーションデータ「~.motion3.json」や「~.exp3.json」と反映させたいキーを設定していきます。

「~.motion3.json」や「~.exp3.json」アニメーションを作る方法はこちら

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スクリーンボタン

スクリーンボタン」を指定すると、このように右側に専用ボタンが出現します。

ZOOM等、他のツールでVTubeStudioを使うには

VTubeStudioの「カメラトラッキング設定」で「バーチャルウェブカメラ」「起動する」をONにします。

VTubeStudioを起動したまま、使いたい配信ソフトを起動します。

配信ソフト側の、ビデオやカメラ設定から「VTube Studio Cam」を選択します。

すると配信画面でキャラクターが出現します。

カメラとのシンクロもそのまま楽しめます。

配信ソフト側のバーチャル背景への変更もできますが、溶けやすいです。

パソコンや回線の環境によっては表示が不安定になる場合もあります。

VTubeStudioを商用利用するには

個人の商用利用は購入関係無く利用できます!

企業での商用利用は、公式へ問い合わせし追加ライセンスが必要です。

VTubeStudioでも使えるLive2Dデータは購入も可能

どなたでも購入でき、買った人だけのものになる1点限定販売など、モデルによって利用の範囲が設定されていたりします。

VTubeStudioで動かしたい場合、以下のような「組込み用ファイル」が必要になるので、購入前に確認してください。

  • 「○○○.2048」フォルダ(「.数値」部分はモデルによって違います)
  • 「○○○.moc3」
  • 「○○○.model3.json」
  • 「○○○.cdi3.json」

作らずにLive2Dデータを利用したい人にはこちら

買い切りから誰でも使える素材まで、公式が運営するマーケットでクリエイターが作ったモデルを購入することができます。

nizima.com
Live2Dモデルを1から作らなくても『nizima』で多数のクリエイターさんが販売中!モデルによって1点限定などの販売スタイルが違いますので、購入の際は説明をよく読んで選びましょう。

Live2Dモデルを作ってみたい人はこちら

私が1からLive2Dモデルを作成した手順をまとめています。

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プロの映像制作で使われる「Adobe After Effects」ではLive2Dモデルを通常のアニメーションのように動かす事ができます。

表現の幅が広がるので、工夫次第で様々なアニメーション制作にも使えます。

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