キャラクターデザインについて、アニメーター時代はキャラの服装や髪型など全身から表情集まで、設定を見て作画していました。
アニメのキャラクター設定は、
原作があっても多数のアニメーターさんが描きやすいようデザインされています。
原作見て描いても似ないのに、アニメ設定見ながらだと似せて描けることも多いです。
CGデザイナー時代は、世界観から何もかも作れる環境でしたので、私もキャラクターデザインさせてもらえた機会がたくさんありました。
既存キャラの表情集を制作することも。とても楽しく作りました。
そんな私が独学でしかないんですが、キャラクターをどんな感じで作るか紹介してみます。
キャラデザインのヒントをかき集める
たとえば・・・私がいつもカフェで頼むレモンティーをキャラクターにしてみますね。
レモンティーをモチーフにキャラを作るとしたら・・・
こんな感じで、連想ゲームのようにワードを次々と出していきます。
めっちゃ出します。
その中で一番印象のあるものをキャラに大きく付けようかな~と考えます。
この場合わかりやすくレモンを選んじゃいます。紅茶に入れる時の輪切りがいいかなー。
ワードから性格を連想
モチーフだらけだと人間キャラクターにはゴテゴテになっちゃうので
髪型や服装を考えやすくするために、一旦性格を考えます。
紅茶→高貴なイメージ→落ち着いた女性?
ペットボトル紅茶だったら持ち運び→活発?とか。
性格からおおまかなファッションを決めていく
性格からファッションの連想の一部は以下のような感じです。
落ち着いた女性なら、派手な格好はしないでしょうし、手入れの整ったロングヘアかな~?
若いとリボン大きめでも自然だし、大人でも可愛い趣味があって大きいリボン付けるかも?
お嬢様ならブラウスで綺麗な細工されたスカート?
おっとりしてるならタレ目、しっかりしてるなら眉をキリッとさせてもいいし
古風ならレトロデザイン取り入れて、爽やかなら植物付けてみてもいいかも。
・・・なんていった具合に妄想していきますw
結構頭を使うので時間かかります。
レモンの酸っぱさ考えたら、ちょっとおてんばでもいいですね!
ファッションに合うモチーフとカラーを決める
これまで出てきたイメージ材料を使ってデザインしていきます。
少しでも個性あふれるよう、できるだけシルエットにしてもわかるようにと気をつけています。
ツインテールはホント便利w
カラーはメインの色を大きく取って、残り2色くらいでまとめていきます。
たくさん色を選んじゃうとまとまりにくいですし、インパクトも薄れがちです。
今回はメインは紅茶の色、レモンの黄色も入れて、差し色にレモンの葉の色を取り入れてみました。
できあがり
こんな感じでざっくり出来たキャラクターはこちら。
お嬢様なんで綺麗な服装&縦ロールなんだけど
紅茶飲みながら本を読むイメージで髪をまとめて知的さも加えました。
髪型+レモン髪飾りのおかげでシルエットでもわかる個性が出せました。
スカートはティーカップの雰囲気出せたらと思ったんですが
座らせてしまったのでわかりにくいですよねΣ(・∀・;)オイー!
一気に考えるとまとめにくく混乱するので、デザインを決めてからポーズを考え
納品用に仕上げています。
制作工程で性格まで考えちゃいますけど、実際キャラクター展開してみて
可愛がられるうちに実はこんな性格もあった!っていうのが積み重なって
育っていくものだと思っています。