Adobe Character AnimatorでVチューバー作り

バーチャルに生きていきたい、イラストレーターさらえみです。

やっぱりイラストを動かせるアニメって楽しいですね。動画で発信する際

Vチューバーって個人で作るなら何が必要で、どれくらい手間がかかるんだろう?と思い、今回はAdobe Character Animatorを試してみました。

Adobe Character Animatorとは

  1. AdobeCreativeCloudに搭載されているソフト
  2. 現在は単体では売っていないようです
  3. カメラの顔認識で2Dキャラクターが自在に動く
  4. 他のAdobeソフトと連携しやすい(たぶん)

試しに簡単に作って使ってみた動画がこちら。

作って触ってみた感想

カメラ連動で動かすのがラク

イラストデータさえあれば、このソフトひとつでリップシンクまで出来ます。

特に細々いじらなくてもイラストデータとカメラがあればとりあえず動きます。

頭の振り、口パク、瞬きもカメラを通して自分の動きと連動しています。

私が持ってるWEBカメラはこれ。
打ち合わせに必要で購入しましたが制作などにも色々使えて買ってよかったです。

デジタル絵が描ける人なら割とすぐ動かせる

レイヤー構成さえ合わせればある程度動かせます。

細かい設定無しでここまで動かせるのは結構ラクです。
多少雑な部分もありますが、他のソフトだともっと設定しなくてはここまで動かない印象があります。

細かい微調整は慣れたらすぐに出来そう

試してみた動画では、目が微妙な位置にズレたり、手の動きが伸びるだけだったりしています。

ちょっと研究が必要ですが、複雑な画面ではないので慣れればこのあたりの調整も出来そうです。

まだ認知度が低くチュートリアルが少ない

公式か作ってみた人のレビューがチラホラある程度で、まだ数が少ないです。


デフォルトであるサンプルがいくつかあるので、そこから研究していくと早めに色々出来そうです。
歩くループとかもありました。

分かりづらい所はアップデートですぐ便利になるかもしれません。

細かい2次元キャラの動きはLive2Dに軍配

頑張れば出来るかもだけど、横振り向きとかなめらかな瞬きなど所作はLive2Dのほうが強そうです。

アニメ系キャラでクオリティ出すならLive2Dの方が良いと私は感じました。

Live2Dのクオリティを取るか、CharacterAnimatorの手軽さを取るかは、条件や好みの問題かなと思いました。

簡単でもとりあえず動けば良いのならオススメ

細かいクオリティ気にせず、キャラクターを動かしたいならオススメです。

基本的な作り方を以下にまとめておきます。

作り方

イラストデータの作成

Adobe Character Animator用にイラストデータを作成します。

例えば、Adobe Character Animatorのサンプル「クロエ」を開くと勝手にPhotoshopが立ち上がりPSDが開きます。

別名保存して、これを元にキャラを作成していくと一番わかりやすいです。

パーツごとに別れていて、どういった素材がどういった構成で必要なのかが一目瞭然です。

レイヤー名

フォルダ構成とレイヤー名が、組み込む際にすぐ連動してくれる肝になっています。

Photoshopでのレイヤー構成が・・・
Adobe Character Animatorではこのような感じに

レイヤー構成をリストアップしました。ほぼ英語の翻訳ですが・・・
ひとまずこの通りにキャラクターパーツを作ればAdobe Character Animatorで動かせます。

やたら口パーツが多いです。英語の発音に合わせた構成で私は一通り用意してみましたが、必要数だけあればとりあえずは動きます。

ひとつのpsd内に「Head」と「body」フォルダーで構成されていました。

「Head」フォルダー内

<フォルダ・レイヤー名> <中身>
+Right Eyebrow 右眉毛(フォルダ)
Worried 悲しい眉毛
Angry 怒ってる眉毛
Normal 普段の眉毛
+Left Eyebrow 左眉毛(フォルダ)
Worried 悲しい眉毛
Angry 怒ってる眉毛
Normal 普段の眉毛
+Right Eye 右目(フォルダ)
Right Blink 閉じ目
+Right Pupil 黒目・瞳
Right Eyeball 白目
+Left Eye 左目(フォルダ)
Left Blink 閉じ目
+Left Pupil 黒目・瞳
Left Eyeball 白目
+Nose
Mouth 口(フォルダ)
Neutral 通常の口
Smile 笑顔の口
Ah 「あー」の口
D 「いー」の口
Ee 「えー」の口
F 下唇噛んでるような口
L 「れー」の口
M 閉じて「んー」の口
Oh 小さめ「おー」の口
R Lより小さい「ろー」の口
S Dより横に伸びた「いー」の口
Uh Lに似た「あー」の口
W-Oo (フォルダ)
1 「うー」の口(小)
2 「うー」の口(中)
3 「うー」の口(大)
Background 顔パーツ以外の頭部(フォルダ)
Hair Top Front 前髪(フォルダ)
Clip 「クロエ」のクリップ・無くていい
Unnamed-2 前髪
Face Background 顔のベース
Hair Top Back 顔より奥の前髪
+Hair1 右のうしろ髪
+Hair2 左のうしろ髪

「Body」フォルダー内

+Right Arm 右腕(フォルダ)
Sleeve 右二の腕(袖)
Hands 右手(フォルダ)
Point2 差し指裏返した手
Point1 差し指
Switch 裏返した手
Default 通常の手
Arm 肘からの腕
+Left Arm 左腕(フォルダ)
Sleeve 左二の腕(袖)
Hands 左手(フォルダ)
Point2 差し指裏返した手
Point1 差し指
Switch 裏返した手
Default 通常の手
Arm 肘からの腕
Body BG 首から下の胴体+足

多少構成変えても動くので、ここから上手く調整すれば髪を複雑に動かしたり、まぶたの中に瞳を構成する等も出来ます。

固定用のポイントを打っておく

読み込んだ際に体など固定できるようにポイントを打ったレイヤーが必要になります。

Photoshopにて、新規レイヤーを作ります。

「Head」フォルダーの直下に「origin」レイヤーを作成。

ペンツールの「シェイプ」でハンドルを1点、首の付根あたりに追加。


これで必要以上に首がグラグラすることはなくなります。

「Body」フォルダーの直下に「fixed」レイヤーを作成。
こちらは腰あたりに点を追加しておきます。これで体がフワフワ浮くことはなくなります。

Adobe Character Animatorでも固定ポイントの調整はできます。

新規プロジェクトとしてキャラを読み込み

Adobe Character Animatorで「ファイル」→「新規プロジェクト」を押し、データを保存する場所を指定します。
指定した所にフォルダとデータが作成されて新規画面になります。

「ファイル」→「読み込み」で先程のイラストPSDデータを指定します。

ワークスペース「プロジェクト」内に読み込まれたデータを「タイムライン」へドラッグします。

するとこんな感じにもうある程度動きます。

画面の大まかな説明はこの通り。拡大できます。

読み込んでクリーチャーが出来たらココ押すと直るかも

キャラクターイラストデータを作って、最初に読み込んだ時こんなクリーチャーになりました。ひどい。

私の場合「基本姿勢を設定」を押すと認証しなおして綺麗な状態になりました。

揺らす・腕を動かす・固定する・・・細かい設定

動きの範囲を調整する場合

画面右側にあるキャラの動かす範囲をコントロールできるパネルはこちら。

リップシンクを音声とリンクさせるか手入力させるかを選べたり、「顔の傾きの強度」等の%を調整して動きの大きさを細かくここでコントロールできます。

キャラデータを編集する場合

ここで画面切り替えができます。
キャラデータを編集する場合は「リグ」を選びます。

こんな画面になります。
レイヤー構造など確認できます。ここで関節などの編集ができます。

動きに連動して揺らす

「リグ」画面で揺らしたいパーツを選択。
丸いポイントが出て来るので、これを揺らしたい付け根へドラッグ。

「リグ」画面下にあるツールから右端の「ダングル」を選びます。

「ダングル」ポイントを揺らしたい先に追加します。

これで設定した髪の毛などが動きに連動して揺れます。

腕などをマウスにあわせて動かす

「リグ」画面で揺らしたいパーツを選択。
丸いポイントが出て来るので、これを関節の付け根へドラッグ。

「リグ」画面下にあるツールから「スティック」を選びます。

ドラッグして関節に骨を入れるように付けていきます。

「リグ」画面下にあるツールから「ドラッガー」を選びます。

マウスで吊りたい先端にドラッガーポイントを打ちます。

これでマウスのドラッグに吊られて振り子のようにパーツが動きます。

パーツを動かないよう固定する

「リグ」画面で固定したいパーツを選択。
「リグ」画面下にあるツールから「ピンツール」を選びます。

固定したい位置にポイントを打つだけです。

とりあえず簡単にVチューバーやるならAdobe Character Animatorは使える

以上の工程を繰り返し、ストリームやAfterEffectsにデータを読み込み画面合成などをして配信できる状態に持っていきます。

AdobeCreativeCloudを持ってるクリエイターさん多いと思うので新規に専門ソフト揃えるよりは入りやすいです。動画を無視できない時代になってきているので、簡単に試してみたいならオススメできます。

ざっくりLive2Dでアニメを作る方法はこちら

イラストレーターさらえみ は
キャラクター/イラスト/アニメーション関連の仕事を承っております

▽依頼に関する詳細を見る▽
▼ご依頼ご相談をする▼
アニメーター経験のアレコレをマンガで読める