インターネットが無かったら生きてこれなかったかもしれない、イラストレーターさらえみです。
これまでアニメーター、CGデザイナー、フリーランスイラストレーターとジョブチェンジしながら生きてきた私ですが、そのほとんどにインターネットを活用しています。
WEBのプロほどではないにしても、割とすんなりとWEB活用してイラストレーターをできているのも、これまでの経験があったからかもしれません。
まだイラストレーターとしてIT活用を努力したほうが良い身ですが、学生時代からこれまでにどんな風にITを活用していったのか振り返ってみます。
高校1年の時に声優さんのサイト見たさにパソコンを触りだす
Windows95の時代です。
親に「パソコン使えるようにブラインドタッチから覚えておけ~」みたいに言われてたものの全く興味なし。
ところが大好きな声優、緑川光さんのWEBサイト見たさに触りだしたのを覚えています。
他にも好きなアニメスタッフや原作者がWEBをやりはじめて、ブラインドタッチは結局覚えられてないんですが(今も打つの早いけど割と適当・・・)今ほどインターネットがメジャーではない時期から染まっていきました。
雑誌を見ながらMicrosoftWordでWEBサイトを作る
高校時代はアニメオタクを受け入れてくれるような文化ではなかったため、無理矢理他の生徒と合わせるのも嫌で、あんまり居場所が無かったです。
それもあって徐々にインターネット仲間が増えてきて、個人でファンサイトを作る人が増えてきました。
当時インターネットはまだまだアンダーグラウンドな世界で、今ほど参考になる本も無く、私は父親が持ってた雑誌を参考にWordでhtmlを作ってアップロードしていました。
Wordは作れなくはないにしても、html作る専用ソフトではないので、他の人のを真似たコードはほとんど反映されず、何度もやりなおしていました。
最初はマウスで絵を描き、デジカメで線画を取り込むようになり、ポストペット、icq、メッセンジャー、BBS、mixiとネットの歴史とともに、オタクライフを楽しんでいました。
ネットで知り合った友人がアニメーターを目指したので「アリなんだ」と思った
進路考える時期に、得意な絵の仕事に就きたいとは思っていました。
ただ家庭や学校が世の中の常識だと思っていたので、才能があるわけでもなし無難なところでデザイン系とかなのかなとぼんやり考えていました。
が、一番楽しかったインターネットで知り合った友人が「アニメーターになる」とさらっと言ったので、「え、そんなのアリなんだ!?」と思い、他にもいろんなきっかけがあってアニメーターを目指しました。
アニメーターの面接行ったら既に私のWEBサイトを知られていた
専門学校を経てアニメーターになるべく面接に行き、そこで趣味のWEBサイトも見せたら、担当の先輩がご存知でした。
今に比べたら、言うほどアクセス数は無かったと思うんですが、WEBやってる絵描きじたいがそもそも今ほど居ないので、目立っていたのかもしれません。
この時期には私より若い人にはFLASHアニメが流行っていたはずです。
私はアニメーターの仕事に毎日忙殺されていたので、この波には全く乗れてませんでした。FLASHヤバイネタもあって怖いとすら思ってました。
CGデザイナーへの就職は転職サービスを活用
アニメーターからCGデザイナーの正社員へ転身する時に、久しぶりにパソコンを触った気がします。
転職斡旋サイトがあったのは知っていたんですが、思っていた以上に充実していてインターネットの進化を見た気がしました。
就活中にネットゲームにもハマってました。
パーティーを組むと時間縛られたり仲間同士のいざこざとかが発生しがちだったので、なるべく1人で遊んでいました。
デザイナー就職後も、デザインやイラストに必須であるAdobe系ソフトのノウハウや、映像の制作手法などを学ぶのも、インターネットを駆使していました。
特に映像系は日本語での解説が少なくて見よう見まねで制作し苦労していました。
一人暮らしの準備は全てインターネットで手配
アニメーター時代には考えられなかったお給料をもらうようになり、一人暮らしする際、全ての情報をインターネットで調べていました。
親を説得するための一人暮らし費用は、誰かが発信されてたのを参考にさせてもらい、引越し業者もネットで見積り手配、部屋探しも治安や周辺のお店も1人で作る料理のレシピも、全てネットで調べていました。
ここまでくると本当にネットが無いと生きていけないなと思うようになりました。
フリーランスになるきっかけはインターネットで見つけたブログやセミナーから
その後、紆余曲折経て、フリーランス目指す時にもインターネットのお世話になりました。
会社員やめて大丈夫かな・・・?と思いながらフリーランス系ブログ読んで勇気付けられたり、どういうものか体感していかなきゃなと思ってフリーランスや起業系セミナーにもネットで見つけたところへ行くようになりました。
当時は結婚して好きな仕事ができない環境だったので、それがなかったら「やっぱりダメかぁ~」と絶望的になってたかもしれません。
MovableTypeを趣味で使っていたので抵抗なくWordPressを触れた
MovableTypeもWordPressもブログを環境から作るCMSと呼ばれるシステムです。
今やWordPressのほうが有名ですが、私は趣味のオタクサイトでMovableTypeを利用していました。
フリーランス界隈でWordPressが良いと耳にしたので、何が凄いのかはあんまり知らずに調べたり聞いたり、何度も最初から作り直したりしながら慣れていきました。
触りながら「MovableTypeと同じ感じだから私にもできるはずだ!」と謎の根拠を持ってました。
昔からコードのコピペで苦労しながら作っていたので「こんな簡単にやりたいこと出来るの!?」と感動していました。
今も新機能が付くたびに感動しています!
趣味のおかげでいつの間にかITリテラシーが培われていた
こんな感じで、20年以上インターネットのお世話になりながら、成長していきました。
ここまでお付き合いしていると、WEBサイトから仕事取るほうがそりゃ私に向いているな~と最近納得してきました。
仕事のためだけだと疲れてしまいますから、好きで楽しみながらインターネット続けてきたので、絵を描くのと同じように仕事に活かせるくらいまでIT活用を身につけられたんだと思っています。