CLIP STUDIO PAINTで絵を描いて仕事をしている、さらえみ(@saraemiii)です。
CLIP STUDIO PAINTを使いたくてもPROとEXどちらが自分に適しているのか悩みますよね。
どんな違いがあってどんな用途で使う人に合うのかまとめてみました。
私はPROからEXにアップグレードしているので、両方とも使用したことのある目線でお伝えします。
イラストや4コマ漫画ならPRO、アニメーションやストーリー漫画ならEX
線を引いたり塗ったりといった基本操作で充分制作できるのが、イラストや4コマなどのシンプルなマンガ。
それに充分応えられるのが CLIP STUDIO PAINT PRO
長編アニメーションを作るための透過できるアニメーションセル機能。
ストーリー漫画やスマホ用縦型漫画などを制作するための複数ページ管理やストーリーエディター機能。
これらが揃って格段に効率アップできるのが CLIP STUDIO PAINT EX
とりあえず試してみたい人は「CLIP STUDIO PAINT 体験版」へ
3ヶ月も無料体験できます!クリスタはカスタマイズするほど描くのが楽しくなっていきます。
制作ツールなどについてくる「DEBUT」版もありますが、こちらはさらに簡略した機能しかついておらず、PRO版EX版とは比べものになりません。
CLIP STUDIO PAINT PROではできない事/できる事
CLIP STUDIO PAINT PROで「できる」事
- 描いたり塗ったりする基本機能
- 後から線を整えられるベクターレイヤー
- パースや平行線や集中線を簡単に描ける定規レイヤー
- 葉っぱやビルなど特殊デコレーションブラシ
- 囲んだ部分を一気に塗れる投げなわ塗り
- 画面の色を取得するスポイト
- トーン・フキダシ・テキスト・トンボ機能
- 人物や背景の参考に3D素材
- 他者が作ったブラシ・トーン・3D素材を無料/有料利用できる
- 各種ウィンドウやツールの配置を変えられるワークスペースのカスタマイズ
- タイムラプス機能
といった、他社ペイントソフトでも出来る基本操作に加え、CLIP STUDIO独自の機能がPROでも充分搭載されています。
CLIP STUDIO PAINT PROでは「できない」事
- 3秒以上のアニメーション
- ページ番号の追加
- KindleフォーマットやPDFの出力
- 写真や3Dモデルを線画+トーン化する
- 3Dモデルの配置変更
- 漫画の複数ページ書き出しや印刷
- ネームを管理できるストーリーエディター
- チームでの共同作業機能
- 他者が作ったプラグインの適用
といったようなことがPROでは対応していません。
このように CLIP STUDIO PAINT PRO
ブラシや素材など基本機能がすでに充実している
PROで使える機能だけで充分、他社ペイントソフトに比べて圧倒的に各種ツールの種類・カスタマイズ性が豊富です。
実際によく使うブラシは3~5個くらいなので、本当に多すぎるくらい…でもこれだけあれば自分に合ったブラシが見つけられます。
最初は面倒でも、自分に合う状態にできれば手放せない最強ソフトになります。
アニメーションLINEスタンプくらいならPROでも作れます
PROで作れるアニメーションは、1秒8フレームで3秒間(24フレーム)までという制限があります。
LINEアニメーションスタンプは最大4秒・1秒5~20フレームなので CLIP STUDIO PAINT PRO
LINEアニメーションスタンプを制作するには数々のルールがあるので、ガイドラインをCHECK
PROからEXにアップグレードしても優待価格になるので損はしません
私のようにPROを使ってみてから物足りないと思ってEXにしたい場合、差額を支払えばアップグレードできます。
PROを先に購入したからとEXに余計にお金を払って損するということはありません。
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「PRO」には充分イラスト制作に便利なツールが揃っています。3ヶ月の無料お試し体験アリ!
CLIP STUDIO PAINT EXでできること
- 3秒以上のアニメーション
- ページ番号の追加
- KindleフォーマットやPDFの出力
- 写真や3Dモデルを線画+トーン化する
- 3Dモデルの配置変更
- 3Dモデルを様々な方向から同時にプレビューする
- 漫画の複数ページ書き出しや印刷
- ネームを管理できるストーリーエディター
- チームでの共同作業機能
- 他者が作ったプラグインの適用
アニメーション・漫画制作に必須機能に加えて、3Dモデルに対する機能が拡張されているのが CLIP STUDIO PAINT EX
本格アニメーションが作れる機能が解放
PROでは3秒までしか作れなかったアニメーション制作が制限無しになります。
EXだけの「アニメーションセルウィンドウ」で、トレース台で作業をするように、タイムライン前後のレイヤーを透かして作業をする事ができます。
通常のレイヤー透明度だと毎回透明度を上げ下げしないといけないので、地味に便利な機能。
作画でアニメーション制作をしたい人なら必須の機能がEXで揃います。
ストーリー漫画に便利な機能も追加される
- ノンブル・ページ番号の追加
- 複数ページの出力
- ネームを入力確認できる「ストーリーエディター」
…など、ストーリー漫画に必要な機能がEXには付いてきます。
各社標準の原稿用紙プリセットまでご用意されています。
私は「仕事では」ほとんどストーリー漫画を描きませんが、機能を見ている限り描きやすさに加えて印刷会社に出せる状態に仕上げやすいと思いました。
3Dモデルに対応した拡張機能
3Dモデルはイラスト制作にも便利な CLIP STUDIO PAINT EX
PROでも使えますが、EXでは…
- 自由にレイアウトを変えられる
- 2Dに適した状態に変換
- 様々な方向から同時にプレビューできる「4面図」パレット
- 光沢を付けて出力できる「光沢レイヤー」
といったことが可能になります。
3Dモデルを「もっと自分が使いやすいようにカスタマイズしたい」「リッチな作画に使いたい」時に重宝します。
CLIP STUDIO PAINTの購入方法は様々なプランが存在
そのため、デバイスや利用スタイルに合った様々な購入プランが存在します。
PCだけの一括支払い版は、一度買えば新機能も使い放題。
すべてのデバイスに対応した月額版は使いたい時だけ課金して手軽に使えます。
他にも「PCでもiPadでも使う!」といった複数デバイスで使う場合は、1台毎の価格から割引も効きます。
すでにPRO版を持っている人がEXにアップグレードする場合、定価で買い直しではなく、アップグレード専用の優待価格で購入できます!
無料体験期間が長いので試してから購入を考えてみても
他のパソコンソフトやアプリだと無料体験は1ヶ月程度が多いのに CLIP STUDIO PAINT
3ヶ月もあればイラストや漫画を試して制作するのに充分な期間。
アニメーションは完成まで体験でやるのは短いアニメじゃないと厳しいかも?
\イラストを描くならPRO/
\アニメーションも作れるのはEX/