駆け出しイラストレーターの質問に答えてみました

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同業者さんから仕事についての質問をいただく事があり、結構かぶることもあるので、まとめて回答してみました。

現在は質問を受け付けておりません。

また、よくある質問の他に、自分のサービスの強みの見つけ方や、ポートフォリオサイトの作り方など、駆け出しの人ができるだけ早く実績を掴むコツをまとめた『フリーランス独立ガイド』をnoteで公開しています。

契約書テンプレートや膨大なお役立ち情報など、私が経験したことを色々と詰め込んでみましたので、もしよかったらこちらも見てみてください。

もくじ

仕事を取るための営業はどうしたらいい?

こちらにみっちり書いています!

私の場合は、得意が幸いしてブログでの営業メインになっています。

喋るの得意な人→YouTubeでアピール

早く沢山描ける人→SNSでアピール

会うほうが好きな人→出版社などに持ち込み

といったように、人によって適正はあるんじゃないかなー?と思います。

駆け出しイラストレーターがやったほうが良いこと優先順

駆け出しの頃は特にやることたくさんあって何から手をつけたら良いか迷うのすごくわかります!

知られないと何もはじまらない

見積書や請求書、確定申告など、初めてで山ほど調べないといけない事務は、仕事が来ない事には入力するものもありません。

とりあえず事務処理ソフトなど対処できる準備はしておいて、仕事を獲得するための営業を優先します。

営業用に客先で見せられるようなイラストを数点制作し、対面かネット上…ブログかSNSなど、得意なやり方で営業力を伸ばしていくのが私的にはオススメです。

客先で見せられるようなイラスト…極端に言えばラフばかりでは依頼しにくいですよね。どんなものが作れるのか、どこに使うと良さそうなのかが、わかるイラストだと仕事獲得に近づけます。

得意なやり方が見つからない人は、いくつか試してみると見つかるはず。
1点だけアップ…では効果が分からないので、10点イラスト上げてみる、3ヶ月試してみるなど、ある程度まとめて試してみてください。効果薄くても作品は他の営業方法でも使えるので無駄にはなりません。

さらえみ

私の場合は「インターネットを使って営業をしたい」というのは独立当初から希望していました。その中でもマイペースに続けられるブログがハマった感じです。

「独立しました!こんなイラストが描けて仕事をしますので募集中です!」をより多くの人に知られなければ仕事は来ないので、まずは身近な人にそれを伝えていくのも大事ですね。

さらえみ

最初のうちは、知り合いから頂いた今の絵柄でもなく安い仕事もありましたが、それも営業方針を考える材料になり良い経験になりました。

絵の勉強は後からでもなんとかなる

駆け出しでもそれなりに絵は描けている方だと思うので…

私は会社員時代に絵を描く仕事には就いていたので、「日本一とんでもなく上手い!!!」わけではなくても仕事は取れると考えていました。

さらえみ

とはいえ、独立直後の自分のイラストを今見ると「ん?」と思いますし「当時の絵で依頼下さったクライアントさんありがとう…!」ともすごく思えるイラストです(汗)それでも仕事取れてたんです…!!

どのみちイラストレーターになった時点で絵はどんどん描いていくことになりますし、秒速で絵が上手くなる事もないので、仕事取れるようになってから研究・勉強していくでも遅くは無いです。

さらえみ

仕事とれるようになり、生活費の心配無く出来た余裕を使って、今はもっとやりたい仕事を取るために勉強・研究して作品を作っていってるところです。

最初のうちは収入の心配が大きいので営業を頑張り、余裕が出来てきたらもっとやりたい仕事に近づくために作品を磨く…このほうが焦らずに磨く方向性を考えられるので、精神的にも良いと思います!

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どの範囲から広告と線引きしているか?広告にならないイラストは使用期間は設けないものなのか?

条件によって取引が変わりそうなものは本当に難しいですよね。

広告と使用期間と利益の関係

広告とは…企業や商品が最終的に「購入してほしい」「使ってほしい」というゴールがあるものだと認識しています。

「広告とは?」の参考

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商品の告知とかキャンペーンポスターやパッケージイラスト等、多くのものがそれに当たります。

競合他社とのバッティングが問題になるのは、タレントさんがCMする上でマクドもモスも同じ人だと消費者はどっちの広告か紛らわしくなりますよね。

こちらの利益の面もありますが、紛らわしさを無くすためにも広告には告知期間・使用期間があるのだと思っています。

キャラデザや似顔絵などは、オリジナリティがキャラや本人など別の部分にもあるのでこういった紛らわしくなる問題は少ないのでは?と捉えています。

広告と線引きするよりも「もしこの案件の同時期に、競合他社にもイラストを提供したとすると紛らわしくなってしまう」ようなイラストであれば、使用期間を設けるか、半永久の場合は相応した利益をいただく事になります。

さらえみ

考え方としてこれで合っていると思うのですが…私の経験上の話なので、もし別の知恵がついて捉え方が違っていたら追記更新しますね

アイコン等、広告以外の使用期間は著作権が絡む

…で、広告以外のアイコン等の使用期間については、キャラデザや似顔絵同様にバッティングの問題はほとんど無いと思われます。

が、利益に関する問題は無いにしても、そもそも著作権は「譲渡しない」「権利を行使しないと約束しない」限り作者にあります

使用期間を設けるor半永久的に使ってもらうかは作者に判断する権利がありますので、どちらが良い悪いというより作者が決めたら良いよぉ…といった答えになりますね。

印刷媒体の仕事ではデザイン業務や入稿作業まで出来ないとダメ?

イラストの仕事をする上で、デザイン業務や入稿作業まで出来ないとダメということはありません

イラスト描いて、その後は取引先側が用意したデザイナーさんにおまかせ~というのが、私の経験上でも割と主流じゃないかな?と思います。

ただし、デザインや印刷の基本は知っておいて損は無いです!

デザインや印刷の基本を知っておけば、事前に確認することが出来るため「納品したのにサイズ足りなくてリテイク」「完成品の青色が思ったのと違う」「見せたかった部分が隠れてしまった」といったようなトラブルが回避しやすくなります。

さらえみ

ちなみにデザインの知識はイラストにも活かせる部分が多いので、デザイナーからイラストレーターになった方もとても多いですよ
(私もそうだわ…)

著作権譲渡の案件は受けないほうが良い?

著作権はイラストレーターにとって大事なものですが、使用したい側にも「あまりに数が多くて毎回許可取りづらい」「利便性重視したい」逆に「クリエイター支援のためにもしっかり料金を支払いたい」など事情があります。

そしてイラストレーター側も「知名度上げたいからなるべくたくさん使って欲しい」「大事な作品なので権利をしっかり管理したい」など事情があります。

これを擦り合わせて条件が合えばどちらでも構わないのでは…と思います。

譲渡料を上乗せするのも初回だけとサービスするのも、すべて自由に自分で決められるのがフリーランスです。

初めのうちはどれが自分に合う形なのかわからないと思うので、セミナーや本などで情報集めて試していくうちに「このケースの依頼はこれで」とわかるようになってきます。

さらえみ

あと自信が無いというだけで理由なく安くしたりサービスするのは違うと思います。お互い納得できませんしね。

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デザインや構図が決まっている下絵をカラーでかきおこすお仕事をされたことはありますか?

独立前に友人のお手伝いでしたことはありますが、仕事ではやったことはありません。

さらえみ

今は私のオリジナルを欲しがっているお客さんを優先したいので、お断りすると思います。外部にはそういった分業のお仕事もありますよ。

子持ち主婦で時間が取れないのですが副業でイラスト仕事を獲得するにはどうしたら良いですか?

私が子持ちじゃないので参考になるか微妙ですが…

WEBなりクラウドソーシング系なりで窓口を作って、信頼される情報やサンプルを掲示して、SNSや対面など自分に合った宣伝していくのが基本的な型かなと思うのですが、時間無い中全部やるのは難しいですよね。

すぐ仕事取る事よりも、子育てが一段落した時にどうなってると動きやすいかと考えて出来そうな事を進めるのが、体や生活壊さず進められて安全です。

サンプル作りやいざという時に宣伝できるようSNSを育てていくなど、時間無くてもなんとかできるものを将来に向けて進めていくのをオススメしておきます。

私で言うところのブログのように、少しだけでも進めていくと○年後強力な武器になったりします。

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