イラストの失敗に自分で気づいて修正するためにやること

趣味から仕事までひたすら絵を描いてきた、さらえみ(@saraemiii)です。

イラストを描いている時は夢中で自信作と思っていたのに、いざ出来上がって見ると「何かがおかしい…」と思った経験は無いでしょうか?

さらえみ

私は今まで何度でもあります…

できるだけ描いている時に気づいて、完成時、提出時には失敗の無い状態にしたいですよね。

自分で失敗している所に気づくためにはどうすれば良いかをまとめてみました。

もくじ

なぜ描いてる最中におかしい点に気づけないのか?

  • 描く作業が楽しくて夢中になっている
  • 丁寧に描く事だけに必死になってしまう
  • 描く時は狭い範囲で絵を見てしまい全体に意識がいかない
  • 目指している目標とのギャップがある
  • 長時間作業をしていて知らない間に疲労が溜まっている

…など、原因はたくさん考えられます。

普段から描いている人には当たり前すぎて気づかないのですが、イラストを描く事は意外といろんな能力を使う複雑な作業です。

なので、描きながら失敗に気づくのは違う脳ミソを同時に使う事になり、より大変な作業になってしまいます。

これらを意識して、ちょっと工夫するとミスを大きく減らしていけます。

仮で色を塗る

ラフや線画の時点では良かったのに…というケースは多々あります。

それを防ぐには、ラフ時点で仮でも良いので色を塗って見てみましょう。

線だけで見るのではなく彩色することで面で見やすくなり、様々な発見をしやすくなります。

時間を置いてから見る

イラストに限らず、デザイン等のものづくり全般でよくやる対処法です。

描いた絵を時間を置いて、落ち着いてから見てみると違和感がある点を見つけやすくなります。

時間を置いて違うことをすると、気持ちがリセットされ冷静に判断できるようになります。

仕事でも時間ギリギリまで描くのではなく、一旦置く時間を作って修正点が無いか確認してから提出します。

SNSに投稿してみる/別媒体で見る

投稿した後に「ああ~!」って気づく場合もありますよね。

非公開にできる所へ投稿してみたり、描いていたPCやタブレットから離れてスマホで見てみると、違う発見があります。

印刷して見てみる

一度、紙に出力して見てみるのも違った感覚で作品を見ることが出来るので、失敗にも気づきやすくなります。

デジタルイラストの場合は印刷すると色味が変わるので、色の印象には振り回されないよう気をつけてください。

自信作イラストと見比べる

今まで描いてきた中で、一番自信のある作品と見比べてみます。

もし自信作よりも下回ってると感じたら、どこが原因なのか探って修正を検討できます。

ラフ絵と見比べる

ほぼ完成に近くなった時に、最初に「これでいこう!」と思って描いたはずのラフ絵とほぼ完成の絵を見比べてみます。

「ラフの時に感じていたものと違う…!?」といった発見ができます。

目指しているクオリティの絵と見比べる

目標としているイラストレーターさんや目指しているクオリティのイラストがあれば、その1枚と自分の絵を見比べてみます。

描いている時は目指していたつもりでも、完成と見比べると何か足りていないものが見つかります。

どこが違うのかリストアップしてみると、修正や次の作品制作に活かせます。

これは結構メンタルがやられる方法かもしれません。

差が大きくて自信を失ってしまう…といった時には「どれか1つだけ発見する」「出来た共通点も一緒に探す」といった工夫をすると、自己肯定感を失わずに成長へ繋げられます。

イラストを楽しく成長したい人にもオススメ

人に見てもらって指摘されるのも大きな成長に繋がりますが、指摘のされ方・受け取り方を間違えると必要以上に自信を失ってしまい筆を折りかねません。

それでは成長するどころではありませんよね。

自分で気づいて失敗を減らせれば、自信を失う事なく成長できて確実に身になります。

仕事でのミス軽減にも役立つので、自分で修正点を気づく方法を是非取り入れてみてください。

もくじ