練習嫌いの絵描きが仕事を取れるほど絵が上達した理由

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練習するよりも下手でも本番が好きな、さらえみ(@saraemiii)です。

そんな私でもアニメーター、会社員デザイナー、イラストレーターといった、絵を描く事が仕事の職業に就けています。

とはいえ、画力ゼロではこれらの職業に就くのは正直難しいです。

練習が嫌いでも絵の仕事が出来るくらいになれたのは何故か振り返ってみます。

さらえみ

デッサンや練習はもちろん大事だけど「練習するのが苦手だから上達出来ない…!」ってことは無いですよ!

もくじ

自主練習が苦手なら環境を考える

今までの経験から環境による影響が1番大きかったです。

楽しく、時に必死に、夢中で描いていられる環境があったので、仕事ができるまでに上達しました。

1人で練習するのは苦手だけど上手くなりたい人は、環境を見直してみるのをオススメします。

幼い頃から描くのは好きだった

紆余曲折あっても描き続けられる根本は、この好きな気持ちです。

好きな気持ちが無いと長く描き続ける事はできず、どこかで何かをきっかけに挫けて描かなくなってしまいます。

絵を褒められた経験がある

他に取り柄が無くても、褒められた経験があれば「自分はこれが得意なんだ!」と思うものです。

好きこそものの上手なれ。

小学校の時から、クラス1位ではなかったものの図工・美術だけは常に最高評価。

さらえみ

練習どころか勉強嫌いだったので、それ以外の教科は壊滅的でした…

なので、広い世界から見たら下手でも「自分には描く事しか無いわ」と思い込みました。

趣味で描きまくっていた

石膏などの人形やそのへんのものを描くのはつまらなかったので、楽しいと思う事だけをひたすら描いていました。

「つまらないから」と描くのを辞めるよりも、趣味で描きたいと思えたのがとても今に繋がっています。

自分の取り柄は描く事!と思っていたものの、デッサンやスケッチなどといった「練習」はしていませんでした。

自分の得意な事で仕事ができたら良いなと思ってはいたものの、それがどれだけのハードルなのかは知る由も無かったのです。

さらえみ

当時はインターネットもYouTubeもマイナーで、ツテも無く、手軽に調べる術もありませんでした。

でも、描くのは好きなので、趣味で好きなイラストを模写したり、漫画を描いたりするのが日常でした。

それも即売会に出すとかではなく、ノートに描くような自分だけで完結する趣味になっていました。

完成させて見せる機会を持つ

勉強や練習が苦手な私は「上手くなるために練習しよう!」ではなく、人に見てもらえて「うれしいからどんどん描こう!」という状況になってさらに描くようになっていきました。

やがてインターネットの普及により、二次創作や同人活動が捗るようになります。

神絵師がゴロゴロいるなかでも、人に絵を見せて感想を貰えるようになり、どんどん描いていくようになりました。

さらえみ

この時期にはアニメ誌に投稿もしていて、画力よりもネタで掲載されるようになっていました💦

それでも真に受けてどんどん描くようになっていました。

そんな状態でしたが「そこそこ上手い」ので、専門学校で授業を受けて試験を受けてアニメーターになることができました。

授業さえ受けていれば良いワケではありません。

が、描く時間を他に費やすくらいなら、趣味でも描く時間を増やすと上達に近づきます。

多少下手でも実践に出る

実践に出ると否が応でも「商品クオリティ」に近づかなればなりません。

生活と信用にかかってくるので、メキメキ鍛えられます。

趣味でガンガン描いていっても、練習はしていないので「調子乗ってたくさん描いたからそこそこ上手い」で止まっています。

神絵師でも、どこかのグランプリを取ったわけでも、pixiv(当時あったかな?)上位でもありません。

その調子で、実際にアニメーターになってからは「専門学校で習ったんと全然違う!!!!」といった事だらけ(笑)

その上、特に神絵師ではなかったのでコテンパンに鍛えられます。

人物や動物の動き方や、描き込み量など、実践でしか体感出来ないことを味わっていきます。

実際にTVアニメに載る絵ですから作画崩壊させるわけにはいきません。

鍛えていきたいスタジオも鍛えられて稼がねばいけないこちらも必死です。

教わる環境に投じる

実践に出ると会社や先輩もどうにか使い物になるようにと、いろんな事を教えてくれます。

もちろん相手の時間を奪う事になるので、自分で考える事も必要ですが、助言や指導は最短ルートになります。

その後、アニメーターの経験を買われてデザイナーになるのですが、当時の私はデジタルでの制作ノウハウが趣味レベル。

またもコテンパンに鍛えられていきます💦

ツールの使い方はもちろんですが、アニメーターでは教わらなかった、静止画の構図や映像のルール、演出方法などを教わりました。

仕事の実践を通して技術が上達する幅は、本当に目に見えて大きかったです。

1つずつ課題を決めて完成させる

ひとつずつ作品を完成させると、自分の次の課題が把握できます。

途中でやめると何処が欠点かが見えないので「完成させる」事はかなり重要です。

学生時代の趣味でも今でも(たまには途中でやめた絵もあるけど)1つ課題を決めて完成させるようにしてきました。

さらえみ

「あれもこれも上手くならなきゃ…!」と焦ると全然上手くいきません!

楽しく描くついでに1つこの課題をクリアしようくらいで完成品を増やしていくと、上達に近づいていきます。

人は環境にとても左右されやすい

こんな感じで、練習を苦手としながら絵を描く職業にしがみついてきました。

描き続けられる場、教えていただける環境に支えられたところが大きいです。

決してすべて順調にいったことはなく、気持ちが落ちて上手く描けない時もありました。

そういう時は、自分を充分に癒やして上手くいかない環境から変えることをオススメしています。

環境を変えてみるとあっさり良い方向にいくこともたくさんありました!

ここまで読んでくださった方が、成長につながる環境に飛び込めるよう祈っております!

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