クリスタでトレース台のように透ける「ライトテーブル」と「オニオンスキン」

CLIP STUDIO PAINTを仕事で愛用しているイラストレーター、さらえみ(@saraemiii)です。

クリスタで作画アニメーションを作る際に重宝するのが「ライトテーブル」と「オニオンスキン」という機能です。

どちらもトレース台のように手軽に透けさせる機能です。

今回は「ライトテーブル」と「オニオンスキン」の使い方について紹介します。

好きなセルを透かして作画「ライトテーブル」

メニュー「ウィンドウ」→「アニメーションセル」で、ライトテーブルが付いたアニメーションセルパレットが出現します。

アニメーションセルパレット内には、専用のアイコンと、各種ライトテーブルがあります。

• 一番上の枠…「編集対象セル」現在作画しているセル（対象レイヤー全部）
• 真ん中の枠…「セル固有ライトテーブル」任意の透かしたいセルを置ける（編集対象セルに付随する）
• 一番下の枠…「キャンバス共通ライトテーブル」任意の透かしたいセルを置ける（常時）

アニメーションセルパレット上部には、ライトテーブルに便利なツールが揃っています。

「ライトテーブル」の表示色は上部ツールで好きな色に変更できます。

ライトテーブルにあるセルを選択すると青い枠が出現し、拡縮や回転・反転など、作画の参考になるように動かせます。

ライトテーブル内で絵を動かしてもレイヤー側には影響しません。

手軽に前後のセルを透かす「オニオンスキン」

「ライトテーブル」と違って「オニオンスキン」はアイコンをクリックするだけで、前後の絵をカラーで透過できます。

「ライトテーブル」右クリックで「オニオンスキン」の絵をライトテーブルへ登録することもできます。

彩色の時にも使える？

彩色する時は「ライトテーブル」「オニオンスキン」ともに上図のような表示になってしまいます。

彩色時は作画中のセルをレイヤー上で半透明にして、ハイライトや影を塗っていくようにしました。

個人的に「オニオンスキン」では見分け辛かったので「ライトテーブル」でこのように作業していきました。

使えるようになると確実にアニメ制作が捗ります！

CLIP STUDIO PAINTのアニメーション制作ではかなり便利な機能です。

作画で動かしたい人は使わないのは勿体ない！ので、ガンガン活用してみてください。