2015年にフリーランスになりました、イラストレーターさらえみ(@saraemiii)です。
私は元々会社員デザイナーからフリーランスになるにあたって、「制作の知識だけでは生きていけない」と思って準備をしていました。
ブログの本を読んだりして、イラストレーターとしては異色ですが、現在ではWEBから仕事が来るようになりフリーランスイラストレーターを続けられています。
少し初心に返って、準備時期からこれまでに読んだ本の一部を紹介します。
古い本もありますが、今でも通じる知識や制作以外の営業面や金銭面の参考にもなると思います。
クリエイターのための独立ガイド―フリーで好きな仕事がしたい!
会社辞めるかどうかの時期に読んでいました。
事務所構える話も入っているので「ハードル高いな」と思う部分もありますが、実際独立されているクリエイターのリアルな情報が写真や図解付きで掲載されているので、仕事辛い時期に「フリーランスクリエイターってこんな感じなのか!ワクワク!」と思った1冊です。
フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
こちらも会社辞めるかどうかの時期に読んでいました。
フリーランスなるにあたって一番ハードルに感じるものは確定申告と契約書関連ではないでしょうか。
会社員だとこのあたり知らなくても問題なく生活できるので、フリーランスになるにあたって不安に思って読んだ本です。
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
フリーランスに関わるお金のことを面白おかしくマンガで知れる本です。
難しそうな印象が強い税金の話を、楽しみながら理解できるので、お金に苦手意識ある人には1度読んでみて欲しいです。
有名税理士さん監修本なので、情報にも安心して読めます。
自力で自立する マイスタイル起業
「フリーランスって言うけど要するに起業よね」と思い、今のWEBサイト建てる前くらいに読みました。
起業の考えが必要だなと認識しだした頃に読んだので、抵抗なく読めました。
会社員の頃だと、ブランディングって・・・横文字苦手な意識が強かったので、この時期に出会えて良かった本です。
世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生
フリーランスについて発信されている有名イラストレーター・漫画家の高田ゲンキさんが執筆したわかりやすい本です。
持ち込み営業の話や契約についてまで触れられていて、フリーランスになるための全要素が詰まっています。
こちらにも感想を書いています
明日から絵描きで生きたい僕が身につけるべきは画力だけでなく××力だった
第一線を走るイラストレーターさんの、あまり聞く機会のない仕事の内情をインタビュー形式で掲載されています。
技術以外のセルフプロデュースにも触れられているので、本当に仕事にしたいと考える人にオススメです。
はじめてでもわかる! イラストでお金を生み出す秘訣
イラストレーター兼プロデューサーの虎硬さんがQ&A形式で執筆され、イラストを仕事にするために必要なことが網羅されています。
巻末には有名イラストレーターさんのインタビューもあり、1冊で盛りだくさんの内容です。
沈黙のWebマーケティング
フリーランスなるにあたって、売り方の勉強をしてる時に勧められました。
ストーリーマンガのような展開なので読みやすく、専門知識の解説も丁寧です。
WEB上でも読めますが、書籍のほうが情報量は多いです!
100円のコーラを1000円で売る方法
ここから数冊は起業する人が必ず通る本かな?と個人的に思います。
私が文字が多いと読まなくなるタイプなのでマンガ版を購入しました。
キャラが濃くてマンガとしても面白かったです。
マンガでやさしくわかるアドラー心理学
有名なアドラー心理学ですが、いろんな本があるなかで、やはり自分に取り込みやすいマンガをチョイスしました。
今思えばこれを読んでいたから、ある程度の防御力がついたのかなと思いました。
この絵柄も私好みで気に入っています。
マンガでやさしくわかるマーケティング
調子乗ってマンガでやさしくわかるシリーズを読みまくっていました。
マーケティングの基礎が詰まった本です。
ゼロからのAfterEffectsエクスプレッション奮闘記エクスプレッションがわからん!
映像の専門書です。
会社員時代に技術を培った動画を作るソフト、After Effectsのチカラがやっぱり必要だな!と思い購入。
経験を積み重ねていても、プログラミングに近いエクスプレッションは得意ではないので、アニメーション動画制作を効率的に進めるにあたってこちらで勉強しました。
作っているアニメーションのキャラクターを輝かせるためにも必要だと思いました。
作りたい時に調べるというよりは、本の通りに制作していって身につく内容でした。
配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック
絵描きクリエイターらしい本が続きます!
私はデザインのお仕事を頼まれることもありますし、自分の営業ツールにも色やデザイン手法は必要なので、この本を活用しています。
ノンデザイナーズ・デザインブック
こちらはグラフィック系デザイナー界隈で有名な本です。
改訂版が何版も出されていて人気ぶりが伺えます。
元々海外の本なので、私が持ってる「フルカラー新装増補版」ではまだ海外色の強さが目立ちますが、改訂版では解消されていて読みやすくなっているようです。
ポスターや広告の話が多いです。
伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール
こちらはプレゼンにも使えますし日本人にわかりやすく書かれた本です。
フォントの大きさからグラフの配置、色の見やすさなどが解説されていて、非常に見やすいです。
印刷物やスライドはもちろん、ブログにも言えることがたくさん詰まっています。
世界一やさしい ブログの教科書 1年生
ブログで仕事が取れだしてもっとやってみたい!と思った頃に読んだ本です。
ブログ飯で有名な染谷昌利さんの本なので間違いないと思い購入しました。
必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意
発信するものを『楽しんで書く』を大事にされているので読みました。
楽しい!という情熱は、人に伝わりやすいので私も大事にしたいもののひとつです。
「あれもこれも書かなきゃ・・・」って自らハードルをあげてしまいがちですが、それを楽しく効率的に書くための方法がたくさん載っています。
ミッションからはじめよう!
こちらも勧められて読みました、経営者向けの本です。
サービスを提供する際にどのような要素が必要なのかがわかりやすく解説されていて、活字多めですが、ストーリー調で読みやすいです。
フリーランスにも通じる部分があり、自分の仕事にある課題は何なのかを整理できる内容になっています。
デジタルイラストの「身体」描き方事典
このシリーズもいろんな描き方バージョンが出ていて有名です。
絵描けるのに今更・・・!?とも思いますが、人体の筋肉や骨など構造を簡略化して伝えているので、美術書ではしんどい・・・萌え絵ばかりで上手くならない・・・と感じてる人にとてもオススメです。
人物画の関連書籍は会社員時代にも読んでいましたが、こういう描き方指南が欲しかったと思いました!
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
ちきりんさんの本が凄く入りやすくて良く読んでいます。
思い込みでこれが常識なのだと信じがちな働き方や過ごし方を、様々な視点でクリアにしてくれます。
今の学校教育が良くない視点とか、私には共感できるところが多いです。
好きなイラストを描いてオカネを稼ぐ方法
シンプルでわかりやすいですね!
親しみやすいイラストともに本音出しながら書いてあるので面白く読めます。
著作権トラブル解決のバイブル! クリエイターのための権利の本
いろんなクリエイターさんの著作権疑問を解決する1冊です。
どこまでOKでこういう時はどうしたらいいの?を過去の著作権問題を例に解説されていて学びやすい内容になっています。
東村アキコ完全プロデュース 超速!! 漫画ポーズ集
他にもポーズ集は色々持っていますが、斬新だなと思い購入。
ポーズ集って美術系だと古いものが多かったり、コミック系だとすごくカッコイイ可愛いポーズが多かったりします。
この本は、スマホとか食べたり飲んだりとか二人での仕草とか、普通のポーズ集には無い日常ポーズが充実しています。
ちなみに私は東村アキコ先生の漫画ではタラレバ娘が好きです!
現場で役立つCLIP STUDIO PAINT PRO/EX 時短テクニック
これは読んでからずっと推している本です。
イラストや漫画を描くのに重宝する描画ソフトCLIP STUDIO PAINT。
この本は「もっと早く教えて欲しかったー!!」と思うCLIP STUDIOの知られざる機能、カスタマイズの方法が載っています。
効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術
有名なブロガーさんのパソコン効率系の本です。
効率大好きなので何かと方法をネットでも調べるのですが、よくこの著者のヨスさんのブログにも辿り着きます。
↑上記のクリスタ本といい、これ読んでた時期はどうにか時間作らないとマズいとなっていたんだと思います。
みんなのイラスト教室
有名なイラストレーター中村佑介先生の本です。
最終章の話には、学生時代は肩身狭かったしイラストに対する価値を下げるものが多かったな~と思い出して感動しました。
こちらにも感想を書いています
プロとして知りたいこと全部。 イラストレーターの仕事がわかる本
WEBを使ってブログのノウハウ知りながらイラストレーターをやってきたので、改めてイラストレーターの常識を見てみようと購入した本です。
著作権や公募の情報まで書いてあり、参考書になっています。
海外で稼ぐイラストレーター成功術
マンガ・アニメテイストのイラストで、海外で稼ぐ方法を1から丁寧に解説されている本です。
もちろん画力は必要ですが、他の本には無いくらい1つずつやり方が掲載されていて、どなたでもチャレンジしやすくなっています。
フリーランスなら読んだものすべてヒントになります
まとめてみて、描き方から仕事の手法までいろんな本読んでたなと思いました。
独立したばかりの頃は、隅々までみっちり読んでいましたが、最近では、パラパラと読んで気になった部分を読み込むようにし、時間が無くても読む工夫をするようになってきました。
またオススメできる本が増えたら追記していきます。
これらの本を読んでフリーランスを続けてきた私の経験をまとめた『フリーランス独立ガイド』をnoteで公開しています。
仕事獲得のための、差別化のヒントやポートフォリオサイトの作り方、契約書テンプレートやお役立ち情報など、色々と詰め込んでいますので、もしよろしければ覗いてみてください。