元アニメーターのイラストレーター、さらえみ(@saraemiii)です。
アニメの絵を描くのにたくさん絵が必要なのはわかるけれど、一体何枚描いたら良いのか迷いますよね。
今回は基本何枚いるのかを紹介します。
アニメーション1秒あたり必要な枚数
ここでは1秒あたり必要な枚数は、動かす内容によっても変わりますが、基本の数は決まっています。
基本的には以下の通りです。
TVアニメでは1秒24コマ→3コマに1枚だと「1秒8枚」
TVや映画のアニメーションでは1秒を24コマに分けます。
TVアニメーションは、基本3コマに1枚の絵を入れます。
なので、1秒24コマ÷3コマ=8枚となります。
昔からTVアニメで馴染みのある動かし方なので、あまり枚数を描くのが難しい方は 1秒8枚 で作ってみると良いと思います。
走るアニメのように、8枚以下でループアニメを作れる場合もあります!
カッコいいアクションなど、なめらかさを追加する場合は2コマに1枚だったり、ディズニーのようなリアルに動かす場合は1コマに1枚ずつ入れる場合もあります。
ゲームなどでは1秒30コマになるところも
ゲーム機などの映像では1秒を30コマ(フレーム)にする場合もあります。
このように同じ1秒でもコマ数(フレーム数)が増えると、必要な枚数も増えて、そのぶん滑らかで美麗なアニメーションを作ることができます。
概念がおかしくなっていますが(笑)ゆっくりスロー版も用意してみました。
パソコンソフトでは「フレームレート」で設定できます
AdobeAfterEffectでは「コンポジション設定」の「フレームレート」の値で、1秒あたりのフレーム数の設定ができます。
確認する時は「fps」を見る
どの動画ソフトでも「フレームレート」もしくは「fps」という名称で、1秒あたりのフレーム数を確認できます。
例:「30fps」とは→1秒に30フレーム
1秒あたりの枚数がわかると制作しやすくなります
こういったフレームレートを知っていると、動かしたい動作の秒数を考えて、必要な絵の枚数を逆算しやすくなります。
作りたい作品によって適切な設定を選んで活かしてみてくださいませ。