体はもちろんですが心の健康も大切と思っているイラストレーター、さらえみ(@saraemiii)です。
絵を描く人はメンタルが繊細な方が多いように思えます。
とても上手く絵を描かれる方でもメンタルが病んでしまい描けなくなる…というケースもいくつか目にしたことがあります。
気持ちが沈むと「私なんて…」と筆が進まなくなってしまいます。
この記事では、私が学んだメンタルをケアする方法を紹介していきます。
私も完璧にメンタルケアができているワケではありませんが「ちょっと落ち込んだな…」という時のために参考になれば幸いです。
普段健康な方に使えるケアをまとめています。
医療的な情報ではありませんので
・いくら休んでも完全に何のやる気も出ない
・明らかに体調にまで影響が出ている
といった場合は、必ず病院にかかって下さい。
メンタルが崩れると仕事にも影響する
不安や焦り、疲れでメンタルが支配されると冷静な判断ができなくなります。
その状態のまま仕事に向かっても、本来の能力が発揮しづらくなりクオリティにも影響します。
特にクリエイターは「好きな事をやっているのだからもっと頑張らなければ…」と思いがちですよね。
必要以上に「もっと頑張らねば…」と考え込んでしまうのを止めてしまっても誰もあなたを責めたりしません。
この「ネガティブな思い込みを止めても誰も責めない」という考え方は私も目からウロコでした。
どこか「私はいつでもそう思っていなければならない」と思い込んでいた所もありました。
厳しくしすぎて自分のケアを怠っていると、いつの間にか疲れが回復せずパフォーマンスが低下していく原因になってします。
他人と比べない
目標とする方を参考にする分には良いですが、必要以上に他人と比べて落ち込むのは止めたほうが良いです。
そもそもその人と自分とでは、経験してきたことや強みも弱みも作り方やベストな方法も違うハズです。
比べて落ち込んで、何も出来なくなる時間が増えてしまっては勿体無い。
だったら比べたりせず、自分の身になる事に時間を費やしたほうが良さそうですよね。
昔の自分よりどれだけ出来たかを見る
他人と比べてどうなった…では無く、以前の自分より少しでも出来たかどうかで見るようにするのはオススメです。
私の場合は、色々クリエイター職をやっていたものの、その当時や独立初期よりも今のほうが上手くなっています。
もちろんまだまだ上はありますが…
たとえ何も出来てなかったり失敗したとしても、振り返ってみると「これは自分には出来なかった事」といった発見があり、今後どう動いていくかの指針になります。
絵の上手さや仕事の評価と作った個人を切り分ける
上司や先輩、あるいは心無い人に、作った物に対して悪い評価を受けてしまった時は自分で分かっていたとしても辛いですよね。
まるで「自分が悪いんだ」と自分が全部ダメと受け取りがちですが、作品の評価を受けただけで本人が悪いわけでは決してありません。
この考え方をしようとしても、唐突に言われてショックを受けたり受け止める余裕が無い時は混乱してしまいます。
そういう時は一旦置いてみて、下記のような方法で自分の気持ちを回復させてから向き合うようにしてみて下さい。
自分の弱点をポジティブに置き換える
ネガティブをポジティブに変換するって都合良いな~と思ってしまいますが、これも結構バカになりません。
私の場合は
大人しい → 落ち着いている
警戒心が強い → 慎重に深く考えられる
作業が遅い → 作業が丁寧
といったものが挙げられます。
ネガティブ→ポジティブ変換で有名なのはこの本とアプリでしょうか。
弱点をポジティブに変換すると仕事の営業にも使える強みにもなって役立ちます。
これまで褒めてくれた感謝してもらえた人や物事を思い出す
ネガティブな言葉や出来事はインパクトがあるため、無駄に記憶に残るものです。
対して人に褒められた事、感謝してもらえた事は、覚えていたとしてもネガティブばかり思い出していては、それに埋もれてしまいがちです。
人に褒められた事、感謝してもらえた事のほうが大事です。
特に仕事をしているとクライアントやエンドユーザーから嬉しい言葉を頂く事もあります。その出来事を手紙そのものやスクショやメモなどで残しておいて、落ち込んだ時には見返すようにしています。
褒めてくれた人、感謝してもらえた人に向けて行動していきたいですよね。
いつの間にか我慢して行動している事を気づき、その代替案を考える
「好きな事をやっているのだからもっと頑張らなければ…」と思いがちの人は、普段の行動でも何か我慢してやっている事があるんじゃないでしょうか。
私の場合は
・自分の意見があるのに遠慮してしまう
・好きな食べ物を後回しにしたり(これは好みでもあると思うけど)
・寒がりなのに暖房に頼らない
・大量の食器じゃなければ食洗機を使わない
などなど気づかないうちに変な我慢をしている事がありました。
日本人は特に我慢して耐え忍ぶ事を美徳としがちですが、これだけでもストレスが蓄積してしまいますし、自分に合わない努力や目標に関係の無い我慢をしても伸び悩んでしまいます。
家事なら家電に頼る、仕事なら他の手法を試してみる、タイミングを変えてみる、といった具合に妙な根性論や我慢をせずに工夫次第で解決や努力のできる方法もあるはずです。
古い学校教育のおかげで根性論に頼る事が染み付いています。やる気は行動してみると出てくるもの。調子に乗ってみるとか日々の習慣化にしてしまうとか、我慢して無理くりやるより気持ち良く努力できる工夫がオススメです。
環境を変えてみる
作業場所を変える、ホテルや友人宅に泊まってみる、付き合う交友範囲を広げてみるといった事もオススメ。
環境変えるのは結構気持ちに大きく作用して、気分転換はもちろん、成長にも繋がる場合もあります。
私はイラストレータ以外の知人が増えたおかげでブログでの営業を覚えられましたし、1人で過ごす時間が必要なタイプなのでたまに落ち着いたカフェで簡単な仕事をする時もあります。
同じ悩みに遭遇している人は必ず存在する
どんな悩みでも世界で自分だけの悩み事というのはほぼ無いです。
複合的で複雑な悩み事もありますが、そういったものも分けてひとつひとつ本や検索やSNSで探してみると誰かは同じ悩みを抱えています。
解決に至れば一番良いですが同じ気持ちを共有するだけでも気持ちが軽くなります。
一旦別のことに集中する
どうにも上手くいかない、ストレスがかかっている時は、一旦そのことから離れて別のことに集中してみます。
気持ちが切り替えられてスッキリしますし、何よりぐるぐると同じ事を考え堂々巡りになるのを防げます。
疲れたまま机に向かってイラストのアイデアが出ない時に、一旦家事をやってみるとその時に限って良いアイデアが浮かんだりもします。
気持ちをリセットする自分だけのリラックス方法をリストアップしておく
色々紹介しましたが、人の性格や好みによってもリラックス方法は違います。
例えば私の場合…
- 1人でカフェに行く
- 美味しい紅茶を飲む
- 好きなLiveに行く
- カラオケに行く
- 友人とご飯食べに行く
- 買い物に出る
自分だけのリフレッシュできる方法をストックしておくと、何か合った時や、普段から何気なく積もっていくストレスのケアにも役立ちます。
私が参考になったメンタル系の書籍
私も不安に思う時はありますが、そんな時に回復する参考になった本を紹介します。
まずは自分を大切にする『繊細さん』関連本が参考になります
例えば、イラストを描く前に食器を洗おうとしたところに落ちてるゴミに気づいて拾うと床の汚れも気になって…家事の時間が勝手に増えてイラスト描く時間が少なくなる上に疲れている…
これが私のあるあるです。
気づきやすい性格は、仕事上では丁寧さやリスクヘッジなどの大きなメリットにもなります。
私は無頓着な部分もあるので繊細さん(HSP)に全部当てはまるわけではありませんが、こういった本も感性が豊かでいろんなものをキャッチしてしまう絵描きさんにはメンタルケアの参考になると思います。
色々気がつきすぎて疲れる人にはとっても共感できるこの2冊
気持ちを落ち着かせるマインドフルネス関連の本
過去の出来事や未来の心配ばかりで行動がしづらくなっている人にオススメできるのが、今を大事にして行動できるようになるマインドフルネス関連です。
SNS疲れも起こしやすい現代で、なんだか落ち込んでイラストが描きづらくなってる時の参考になるはずです。
やさしく自分を整えていきたい人におすすめ
メンタルケアをしてベストな作品を生み出せるように
リアルでもネットでも疲れやすい世の中でベストな作品を生み出すためにも、安定した気持ちで過ごしていきたいですね。
クリエイターは特に制作物や仕事に影響しますし、知らずしらずのうちにメンタルが弱っている事もありますので、この情報が少しでも癒やすヒントになれば嬉しいです。
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